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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
クロムグリーン(chrome green)は、緑色の無機顔料。一般の無機顔料とセラミック顔料で組成は異なる〔小学館『日本大百科全書』第7巻、1986年1月1日初版第1刷刊行。この巻にクロムグリーンの記事で「一般の無機顔料とセラミック顔料の両方がある」とした上で、「一方、セラミック顔料の分野では酸化クロムアルミニウム (AlCr)2O3系固溶体でCr3+の多い組成の緑をさす」との記述がある。〕。無機顔料の用途はセラミックを含めて多岐に渡り、一般に、セラミック顔料に対して一般の無機顔料という分類が成り立つものではないが、この記事では、日本大百科全書に見られる「一般の無機顔料」という用語を用いて説明する。 == 一般の無機顔料 == 黄鉛と紺青の混合物であり〔『広辞苑 第五版』新村 出 岩波書店 1998/11 ISBN 4000801120 ISBN 978-4000801126 〕、その使用顔料は単一の顔料ではない。辰砂緑〔『絵具材料ハンドブック』 ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1997/4(新装普及版) ISBN 4805502878〕・シナバーグリーン(cinnabar green)、ブランスイック緑とも呼ばれる。Colour Index Generic NameはPigment Green 15であるが、黄鉛と紺青の混合物であるためこの符号は使われず、黄鉛のColour Index Generic NameであるPigment Yellow 34と紺青のColour Index Generic NameであるPigment Blue 27〔『絵具材料ハンドブック』 ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1997/4(新装普及版) ISBN 4805502878〕を専ら用いる。 色は黄鉛と紺青の比により異なる。黄鉛が多ければ黄味が強く、紺青が多ければ青味が強い。現在では予めクロムグリーンとして製品化されること稀である。着色力・隠蔽力・耐光性・耐候性は大きいが、二酸化硫黄(SO2)で変色し、硫化水素(H2S)でも黒変する。またアルカリに弱い。カラートタン、塗料・絵具、インクに用いられる。六価クロムが含まれるため毒性があり、近年は絵具やインクに使われることは少なくなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クロムグリーン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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