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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
クロークス (Krokus) はスイス出身のハードロック・ヘヴィメタルバンド。1980年代には北米でも成功を収めた。 == 経歴 == 1974年、ベーシスト兼ボーカリストのクリス・フォン・ローア、ギタリストのトミー・キーファーによってゾロトゥルンで結成。結成当初はプログレッシブ・ロック風の曲を演奏していた。 1970年代後半にローアをリードシンガーにコンバート。この編成でスイス国内をツアーし人気を博す。またこの頃AC/DCのライブを観て衝撃を受け、バンドのサウンドをHR/HM路線に転換することを決めた。しかしローアの声域に限界があり、バンドは新しいリードシンガーを採用することを決定。オーディションの結果、元Eazy Moneyのシンガー、マーク・ストラーチェの加入が決まり、1980年に新ラインナップでの新作『メタル・ランデヴー』(''Metal Rendez-vous'') をリリース、同作により、グループはそれまでのスイス国内での人気から、国際的な認知を獲得する。 続く1981年のアルバム『ハードウェア』(''Hardware'')は、ロンドンのハマースミススタジオでレコーディングされ、収録曲の「イージー・ロッカー」(''Easy Rocker'') と「ロック・シティ」(''Rock City'')は、現在でもバンドのセットリストに採り上げられている。 1982年には、新マネジメントの下、ゲス・フーの大ヒット曲のカバー「アメリカン・ウーマン」(''American Woman'') を含む『ワン・ヴァイス・アット・ア・タイム』(''One Vice at a Time'') をリリース。当時クロークスは、単なるAC/DCの模倣と見做されることもあったが、これに対しローアは「このアルバムは決してAC/DCのコピーではない」とコメントしている。一部のネガティブな反応にもかかわらず、ヨーロッパにおけるバンドの人気はますます上昇し、アメリカでもその知名度は上がっていった。 1983年の『ヘッドハンター』(''Headhunter'') は、アメリカでアルバム・チャートの25位まで上昇した上にプラチナアルバムを獲得、商業的にも批評的にもそれまでで最も成功したアルバムとなった。収録曲のパワーバラード「スクリーミング・フォー・ザ・ナイト」(''Screaming in the Night'') がMTVでヘヴィ・ローテーションとなったほか、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが「レディ・トゥー・バーン」(''Ready to Burn'') でバッキング・ボーカルを担当した。 1984年には、よりコマーシャルな方向に舵を切った『ザ・ブリッツ』(The Blitz)をリリース。スウィートの1973年のヒット曲のカバー「ロックン・ロールに恋狂い」(''The Ballroom Blitz'') を収録した本作は商業的には大成功を収めたが、プレスには評判がよくなかった。 1986年、80年代半ばからのヘヴィメタル・ブームに乗り、アリス・クーパーのヒット「スクールズ・アウト」(''School's Out'')のカバーをフィーチャーした『チェンジ・オブ・アドレス』(''Change of Address'')をリリースしたが、このアルバムは商業的に失敗する。この後アリスタ・レコードからMCAに移籍し、ライブ・アルバム『アライヴ&スクリーミン』(''Alive&Screamin'')をリリースした。 2005年、長年リードギタリストを務めたフェルナンド・フォン・アーブが、手首の故障によりバンドを脱退。後任にはマンディ・メイヤーが加入。新ラインナップとなったバンドは2006年に『ヘルレイザー』(''Hellraiser'')をリリース、スイスでは発売初日にゴールド・ディスクを獲得した。 一時期バンドは解散状態となるが、2007年11月18日、クリス・フォン・ローア、フェルナンド・フォン・アーブ、フレディ・ステディ、マーク・ストラーチェが集まり、スイスのテレビ番組"Die grössten Schweizer Hits"に出演し3曲を演奏した。これがきっかけとなり、2008年8月2日、1982年当時のラインナップでの再結成コンサートが行われた。 2010年、ステッペンウルフの「ワイルドで行こう」(''Born To Be Wild'')のカバーが収められたスタジオ最新作『フードゥー』(''Hoodoo'') をリリース。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クロークス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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