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クンバカルナ : ウィキペディア日本語版
クンバカルナ

クンバカルナKumbhakarṇa, デーヴァナーガリー:कुम्भकर्ण)は、インド叙事詩ラーマーヤナ』に登場する鬼神羅刹ラーヴァナヴィビーシャナシュールパナカーと兄弟。クンバ、ニクンバの父。
ランカー島で最も巨大な体躯の持ち主で、山ほどもあり、口は広大で、肌は黒く、血と脂の臭気を発する。彼の息は強風と変わりなく、怒るとを吐き、その雄たけびは百のほどあったとされる。生き物の創造が無に帰すほどの食欲の持ち主であるため、9か月に1日しか目を覚まさないという呪いをかけられた。ラーマとラーヴァナとの間に戦争が勃発したとき、無理やり目覚めさせられて参戦し、大活躍するが、ラーマに討ち取られた。
== ラーマーヤナ ==

===呪い===
クンバカルナは生まれてすぐ、空腹のために生物を手当たり次第に喰らった。そのためインドラヴァジュラによってクンバカルナを撃ったが、クンバカルナは怯むことなく逆に聖象アイラーヴァタの牙を折ってインドラを打ち返した。インドラは恐れてブラフマー神に助けを求めたので、ブラフマー神はラークシャサを集め、その中にいたクンバカルナに呪いをかけ、永遠の眠りにつかせた。しかしラーヴァナが呪いの緩和を求めたので、ブラフマーは9か月間の眠りと1日だけの目覚めを繰り返すという呪いに変更した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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