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クンバカルナ
クンバカルナ(Kumbhakarṇa, デーヴァナーガリー:कुम्भकर्ण)は、インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する鬼神。羅刹王ラーヴァナ、ヴィビーシャナ、シュールパナカーと兄弟。クンバ、ニクンバの父。 ランカー島で最も巨大な体躯の持ち主で、山ほどもあり、口は広大で、肌は黒く、血と脂の臭気を発する。彼の息は強風と変わりなく、怒ると火を吐き、その雄たけびは百の雷ほどあったとされる。生き物の創造が無に帰すほどの食欲の持ち主であるため、9か月に1日しか目を覚まさないという呪いをかけられた。ラーマとラーヴァナとの間に戦争が勃発したとき、無理やり目覚めさせられて参戦し、大活躍するが、ラーマに討ち取られた。 == ラーマーヤナ ==
===呪い=== クンバカルナは生まれてすぐ、空腹のために生物を手当たり次第に喰らった。そのためインドラはヴァジュラによってクンバカルナを撃ったが、クンバカルナは怯むことなく逆に聖象アイラーヴァタの牙を折ってインドラを打ち返した。インドラは恐れてブラフマー神に助けを求めたので、ブラフマー神はラークシャサを集め、その中にいたクンバカルナに呪いをかけ、永遠の眠りにつかせた。しかしラーヴァナが呪いの緩和を求めたので、ブラフマーは9か月間の眠りと1日だけの目覚めを繰り返すという呪いに変更した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クンバカルナ」の詳細全文を読む
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