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クーラスクス (''Koolasuchus'') は、オーストラリア大陸南部の白亜系から発見された迷歯亜綱分椎目に属する絶滅種である。 学名は発見者の Lesley Kool にちなんだもので「クール氏のワニ」の意であるが、爬虫類ワニ目の生物ではなく、両生類である。 == 概要 == 体長は5m、体高はわずか30cmと推定される。ほぼ水生であったらしい。体と比べてアンバランスなほど大きな頭部を持ち、その幅は胴部の2倍にも達する。巨大な口で、水生動物や水を飲みに来た小型の恐竜などの動物を捕食していたものと思われる。 化石はオーストラリア南部で発見されたが、当時は南極とつながっており、南極圏に入っていた〔川崎悟司、「絶滅した奇妙な動物②」、ブックマン社、2010年、p111〕。より温暖な北方に住んでいた仲間は(おそらく生態的地位の重なるワニ類との競争に敗れて)早期に絶滅したが、寒冷な気候に適応できた彼らは白亜紀前期まで生き延びたと推測されている。彼らの絶滅以降、迷歯亜綱の痕跡は見つかっていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クーラスクス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Koolasuchus 」があります。 スポンサード リンク
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