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ク語法(クごほう)とは、日本語において、用言の語尾に「く」を付けて「~(する)こと/ところ/もの」という意味の名詞を作る語法(一種の活用形)である。ほとんどの場合、用言に形式名詞「コト」を付けた名詞句と同じ意味になると考えてよいが、記紀歌謡などにおいては「モノ」の意味で現れているとおぼしき例も見られる。 == 概要 == 上代(奈良時代以前)に使われた語法であるが、後世にも漢文訓読において「恐るらくは」(上二段ないし下二段活用動詞「恐る」のク語法、またより古くから存在する四段活用動詞「恐る」のク語法は「恐らく」)、「願はく」(四段活用動詞「願う」)、「曰く」(いはく、のたまはく)、「すべからく」(須、「すべきことは」の意味)などの形で、多くは副詞的に用いられ、現代語においてもこのほかに「思わく」(「思惑」は当て字であり、熟語ではない)、「体たらく」、「老いらく」(上二段活用動詞「老ゆ」のク語法「老ゆらく」の転)などが残っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ク語法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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