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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 湾 : [わん] 1. (n,n-suf) bay 2. gulf 3. inlet
グアナバラ湾()は大西洋に面した湾。ブラジルの南東部、リオデジャネイロ州に位置し、南北方向に31km、東西方向では最も広い場所で28kmある。ブラジル国内ではバイーア州に位置するトードス・オス・サントス湾に次いで二番目に広い。湾の西岸にはリオデジャネイロ、北岸にマジェー、東岸にはニテロイなどの都市が位置する。130以上の島々が浮かぶ多島海である。 湾の入り口は西側をポン・ヂ・アスーカル、東側をPico do Papagaioの二つの岩山に挟まれており、幅が約1,5kmしかなく、そのためポルトガル人に発見された当初は大きな川の河口と誤認された〔 「ラテンアメリカを知る事典」p454 平凡社 1999年12月10日新訂増補版第1刷 〕。「グアナバラ」の名称はトゥピ・グアラニー語族で「海が奥まった所」を意味する(''goanã-pará'')に由来する。 湾の北東部、マジェーからグアピミリン、サンゴンサーロの北部にかけてはマングローブが広がるなど比較的豊かな自然が残されているものの、それ以外の場所では湾沿いに都市域が広がっている。また、ドゥーケデカシアスには石油化学工場があるほか、同市には2012年に閉鎖されるまでラテンアメリカ最大規模のゴミ最終処分場といわれるジャルディングラマッチョがあるなど、環境への悪影響も問題視されている〔池永啓介・宇根道子「グアナバラ湾」『世界地名大事典―中南アメリカ』山田睦男、中川文雄、松本栄次編、朝倉書店、2014年12月 〕。このほか、湾の周辺の自治体(市)における下水の処理率の低さが大きな問題となっており、2012年においては処理率100%のニテロイを除き、リオデジャネイロ(49%)、サンゴンサーロ(9.8%)、ドゥケデカシーアス(10.5%)、ノヴァイグアスー(0.4%)、マジェー(0%)というように、極めて深刻な状況にあることがうかがえる〔 Instituto Trata Brasil(2012)" Benefícios Econômicos da Expansão do Saneamento à Sociedade dos Municípios da Baía de Guanabara" 〕。90年代には米州開発銀行、日本政府(JICA)の強力により湾内の水質改善事業が始まったものの、未だ完全な浄化には至っておらず、人により捨てられたゴミが大量に放置されており、犬や猫の死骸やテレビ、ソファ、靴などがあふれていて、地元生物学者から「巨大なトイレ」と呼ばれるありさまとなっている。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グアナバラ湾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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