翻訳と辞書
Words near each other
・ グラス・スティーガル法
・ グラス・ハウス
・ グラス・ハマー
・ グラス・ハープ
・ グラス・ハーモニカ
・ グラス・ファイト
・ グラス・ルーツ
・ グラス洗浄機
・ グラス繊維
・ グラス=スティーガル法
グラズノフ
・ グラズノフの楽曲一覧
・ グラズヘイム
・ グラセナッピア (小惑星)
・ グラセフ
・ グラゼニ
・ グラゼライト人
・ グラゾフ
・ グラタン
・ グラタンフライ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

グラズノフ : ミニ英和和英辞書
グラズノフ
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


グラズノフ ( リダイレクト:アレクサンドル・グラズノフ ) : ウィキペディア日本語版
アレクサンドル・グラズノフ

アレクサーンドル・コンスタンティーノヴィチ・グラズノーフ(, 1865年8月10日 - 1936年3月21日)は、ロシア帝国末期およびソビエト連邦建国期の作曲家・音楽教師・指揮者ペテルブルク音楽院の院長を1906年から1917年にかけて務め、ペトログラード音楽院およびロシア革命後のレニングラード音楽院への改組を担った。1930年まで院長職を任されてはいたが、1928年ソ連を脱出してからというもの、二度と帰国しなかった〔Schawz, ''New Grove'', 938.〕。任期中の門弟で最も有名な一人がショスタコーヴィチである。
グラズノフは、ロシア楽壇における民族主義(ペテルブルク楽派)と国際主義(モスクワ楽派)を巧みに融和させた点において重要である。グラズノフはバラキレフ国民楽派の直系であり、ボロディンの叙事詩的な壮大さに靡きながらも、その他多くの影響を吸収した。例えば、リムスキー=コルサコフの巧みな管弦楽法や、チャイコフスキーの抒情性、タネーエフ対位法の手腕などである。しかし、時として形式主義が霊感を翳めそうになったり、折衷主義が独創性の痕跡を作品中からすっかり拭い去りそうになったりするという弱点も見られる。プロコフィエフやショスタコーヴィチのような新進作曲家は、実のところグラズノフの作品は時代遅れだと看做していたが、それでもグラズノフが、変化と波瀾の時期において、依然として際立った名声と不動の影響力をもった芸術家であるということは認めていた〔Schawz, ''New Grove'', 939-940.〕。
== 略歴 ==

=== 神童として ===
サンクトペテルブルクの富裕な出版業者の家庭に生まれる(グラズノフの父親は、プーシキンの『エフゲニー・オネーギン』の版元であった)〔Huth, Warner 61434, 5.〕。9歳でピアノの、13歳で作曲の学習を開始。ロシア五人組のかつての指導者バラキレフは、グラズノフ青年の才能を認め、その作品をリムスキー=コルサコフに注目させた。「バラキレフは、14歳か15歳の高校生の作品を、何気なく私のところに持ってきた。それがサーシャ・グラズノフの曲だった。あどけない手法で作曲された管弦楽曲だった。青年の才能は疑いようもなく明らかであった」とリムスキー=コルサコフは回想している〔Rimsky-Korsakov, 230-231.〕。バラキレフは、その後まもなく1879年12月に、グラズノフ青年をリムスキー=コルサコフに紹介した。
リムスキー=コルサコフは、自分はグラズノフの個人教師であると考えていた〔Rimsky-Korsakov, 231.〕。「彼の音楽的な成長は、日ごとにではなく、文字通り時間ごとに進んだ〔Rimsky-Korsakov, 231.〕」とリムスキー=コルサコフは記している。二人の関係も変化した。1881年の春までに、リムスキー=コルサコフはグラズノフを門弟としてでなく、年少の同僚と看做すようになった〔Taylor, 4.〕。このような発展は、リムスキー=コルサコフの側で、同年春に他界したムソルグスキーの精神的な代わりを見つけなければならないという念願から起こったのかもしれないが、同時に、グラズノフの最初の交響曲の進展を見守っていて起きたのかもしれない〔。リムスキー=コルサコフはグラズノフの《交響曲 第1番「スラブ風」》の初演を指揮した。グラズノフが16歳のときである。なかんずくボロディンとウラディーミル・スターソフが作品と作曲者を激賞した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アレクサンドル・グラズノフ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Alexander Glazunov 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.