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グラナダ国王 : ミニ英和和英辞書
グラナダ国王[おう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国王 : [こくおう]
 【名詞】 1. king 
: [おう]
  1. (n,n-suf) (1) king 2. ruler 3. sovereign 4. monarch 5. (2) king (for senior player) (shogi) 

グラナダ国王 ( リダイレクト:ナスル朝 ) : ウィキペディア日本語版
ナスル朝[なするちょう]

ナスル朝(ナスルちょう、(Banū Naṣr)、、または、ナスリー朝)は、イベリア半島最南部に13世紀から15世紀末まで存在していたイスラム王朝1492年、この王朝がスペイン帝国に征服されたことで、キリスト教勢力によるレコンキスタ(再征服運動)が完了した。
グラナダに首都を置いたため、グラナダ王国スペイン語:)、ナスル朝グラナダ王国などとも表記される。国家の規模としては小さかったが、巧みな外交政策などを通じて独立を維持し、アルハンブラ宮殿にみられるような文化的遺産を後世に残した。
== 歴史 ==

=== 建国 ===
13世紀初め、それまでアンダルスを支配していたムワッヒド朝が、新たに勃興したハフス朝マリーン朝との抗争に追われることとなり、アンダルスから事実上の撤退といった状況となった〔佐藤健太郎 (2008)、p.115〕。これにより、アンダルスは「第三次ターイファ」と呼ばれる時代を迎え、都市有力者のマーリク派法学者やアンダルス系軍事小集団の指導者の政権が乱立した〔。その中で、1232年アンダルス系軍事集団の指導者だったムハンマド1世(ムハンマド・ブン・ユースフ(イブン・アフマル))がハエン近くのアルホーナ(Arjona)で蜂起し、ターイファの1国となった〔佐藤健太郎 (2008)、p.119〕。1237年 (1238年ともいわれる〔私市 (2002)、p.255〕。)、ムハンマド1世が都を正式にグラナダに定めた〔。この後、さらにアルメリアマラガへ進出し、アンダルス南部に勢力を確立した〔。当時、カスティーリャ王国に代表されるキリスト教勢力がレコンキスタ(再征服運動)を展開しており、ナスル朝グラナダ王国以外にもいくつかのイスラーム小王国が存在していたが、13世紀前半までにその多くがカスティーリャ王国に征服されていた〔関 (2008)、p.162〕。そのため、ナスル朝はイベリア半島におけるイスラーム勢力最後の牙城として位置づけられるようになった〔ヒッティ (1983)、pp.394-395.〕。
ナスル朝成立当初、ムハンマド1世はハフス朝に従っていたが、その宗主権を認める相手をアッバース朝ムワッヒド朝と状況に合わせて変えながら、周囲の勢力の間をぬって国を発展させていった〔。キリスト教徒とも関係を持ち、1232年のカスティーリャ王フェルナンド3世によるコルドバ征服にも協力した〔。けれども、フェルナンド3世が根拠地ハエンの攻略を開始したことから、ムハンマド1世は臣従と貢納金の支払いを行なうことなり、さらには1246年ハエン一帯をカスティーリャ王に割譲することとなった〔。このため、ムハンマド1世はムスリム君主でありながらカスティーリャ王の封建的家臣という立場となり〔、その征服事業にも軍を派遣した〔。
グアダルキビール川流域のハエン一帯を割譲したことにより、領土の損失は大きかったものの、山岳地帯のグラナダ周辺を主とする領土となり、守るには有利な状況となった〔佐藤健太郎 (2008)、p.120〕。また、フェルナンド3世への臣従により平和が続き、内政に専念することができたため、アンダルス各地から知識人、手工業者の流入があり、その後の繁栄をみることとなった〔佐藤健太郎 (2008)、pp.119-120.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナスル朝」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nasrid dynasty 」があります。




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