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gram formula weight =========================== ・ ラム : [らむ] 【名詞】 1. (1) lamb 2. (2) rump 3. (3) rum 4. (4) RAM (random access memory) 5. (P), (n) (1) lamb/(2) rump/(3) rum/(4) RAM (random access memory) ・ 式 : [しき] 1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style ・ 量 : [りょう] 1. amount 2. volume 3. portion (of food) 4. basal metabolic rate, quantity
物質量(ぶっしつりょう、)は、物質の量を表す物理量のひとつ〔体積、質量、分子数、原子数などでも物質の量を表すことができる。〕である〔三省堂『大辞林 第三版』〕。1971年に国際単位系の7番目の基本量に定められた量で、物質を構成する要素粒子の個数をアボガドロ定数 (約 6.022×1023 mol-1) で割ったものに等しい〔IUPAC. Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book"). Compiled by A. D. McNaught and A. Wilkinson. Blackwell Scientific Publications, Oxford (1997). XML on-line corrected version: http://goldbook.iupac.org (2006-) created by M. Nic, J. Jirat, B. Kosata; updates compiled by A. Jenkins. ISBN 0-9678550-9-8. .〕。要素粒子は、普通は、分子をつくる物質の場合は分子であり、イオン結晶では組成式で書かれるものであり、金属では原子である〔グリーンブック(2009) p.65〕。熱力学的な状態量として見れば示量性状態量に分類される。 日常的には、物質の量は「2リットルの水」などの体積か「5キログラムの食塩」などの質量で表すことが多い。しかし、目に見える大きさの物質は、原子、分子、イオンなどの目に見えないほど小さな粒子(これらの粒子やこれら粒子の組み合わせを物質の要素粒子という)から構成されていて、不連続構造をもつ。そのため、物質の量を、物質を構成する要素粒子の数で表すことも可能である。目に見えるか見えないかくらいの小さな物質でも莫大な数の要素粒子からできているので、要素粒子の個数そのものではなく、要素粒子の個数を非常に大きな定数で割ったもので物質の量を表す〔物質量, 『理化学辞典』、第5版、岩波書店〕。個数そのものは不連続な離散量であるが、それが莫大な個数なので、物質量は体積や質量と同様に連続量として扱える。物質量のSI単位はモル(mol)である。表記する場合は、量記号はイタリック体の 、量の次元の記号はサンセリフ立体の N が推奨されている〔国際単位系(SI)国際文書第8版(2006) 1.3〕。 要素粒子Xの個数を''N'' (X)、アボガドロ定数を''N''A とすれば、物質量 (X) は次の式で定義される。 ''N'' (X)は個数という無次元量であり、(X) は物質量の次元 N を持つので、アボガドロ定数の次元は物質量の逆数N-1 となり、その単位はモルの逆数(mol-1)となる。 物質量は、動力学に基づく量である質量に比例する。物質Xの質量が であるとき、物質Xの物質量は で与えられる。ここで係数 (X) は物質Xのモル質量である。 アボガドロ定数の値や、その詳細は「アボガドロ定数」の記事を参照のこと。また、物質量の歴史および単位の定義については「モル」の記事を参照のこと。 == 要素粒子について == 物質量は、物質名の指定だけでは曖昧となる場合がある。たとえば窒素分子は分子を要素粒子とみなすと1個であっても、原子を要素粒子とすると2個の原子として識別される。したがって 0 ℃、1013 hPa で 22.4 L の窒素ガスには、二窒素分子であれば 1.00 mol が、窒素原子であれば 2.00 mol 含まれる。 また二塩基酸である硫酸が水酸化ナトリウムと中和して硫酸ナトリウムと水を生成する場合には、硫酸分子の2個の水素がそれぞれ中和反応により1分子の水を生成するので、 1 mol の硫酸は水素イオンの物質量としては 2 mol となる。 あるいはモノマーユニットの繰り返しからなる高分子化合物では、モノマーユニットを要素粒子とした物質量と高分子の分子自体を要素粒子とした物質量が共に使われるので、要素粒子を正しく指定する必要がある。 要素粒子が明示されていない場合は、分子を含まない単体では原子が要素粒子とされ、一種類の分子のみを含む純物質では分子が要素粒子とされていることが多い。ただし、硫黄や酸化リン(V)、酢酸銅(II)一水和物のように例外も多い。このように要素粒子を誤解される余地がある場合は、化学式〈例えば分子式:P4O10、イオン式:H+など〉を示すなどして要素粒子を明示する必要がある。原子や分子やイオンの集合体からなる物質では、要素粒子を化学式〈例えば石英 SiO2、ミョウバン KAl(SO4)2•12H2O、硫化鉄(II) Fe0.91S など〉で示し、要素粒子が原子や分子やイオンの組み合わせであることを明示する。 この様に要素粒子の選定には幾分かの任意性がある。詳細はモルの記事を参照のこと。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「物質量」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Amount of substance 」があります。 スポンサード リンク
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