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『グラン・パ・クラシック』(''Grand Pas Classique'')は、1949年にパリで初演されたバレエ作品である。フランソワ・オーベール作曲のオペラ・バレエ『マルコ・スパダ』(''Marco Spada'')から曲を選んでロシア出身の振付家ヴィクトル・グゾフスキーがグラン・パ・ド・ドゥとして新たに振り付けたもので、バレエコンサートなどで頻繁に上演されている〔〔。 == 作品について == 『グラン・パ・クラシック』の音楽の元となった『マルコ・スパダ』は原題を『マルコ・スパダ、あるいは盗賊の娘』(''Marco Spada ou La Fille du Bandit'')といい、1852年にフランソワ・オーベールが作曲した全3幕のオペラ・コミック作品である〔『MARCO SPADA(マルコ・スパダ)』 ダンス・ライブラリー 観る・読む・学ぶ Chacott webマガジン DANCE CUBE 2012年12月18日閲覧。〕〔 シネマテックでヌレエフ主演の『マルコ・スパダ』上映 ワールドレポート-世界のダンス最前線-From Paris Chacott webマガジン DANCE CUBE 2012年12月18日閲覧。〕。初演されたのは1857年で、オペラ・バレエに改作されて『海賊』、『パキータ』などの振付で名を残すジョゼフ・マジリエによりパリ・オペラ座で上演された〔MARCO SPADA Rudolf Nureyev Foundation official website 2012年12月18日閲覧。〕〔新藤、117頁。〕。物語は表向きは貴族だがその実は盗賊のマルコ・スパダとその娘アンジェラ、アンジェラの恋人フェデリッチ公爵をめぐる波乱の人間模様を描いたものだった〔〔〔。この作品は好評を持って迎えられた〔。 次に『マルコ・スパダ』を取り上げたのは、ロシア・サンクトペテルブルク出身の振付家ヴィクトル・グゾフスキー(1902年1月12日 - 1974年3月14日)であった。グゾフスキーはベルリン国立歌劇場やマルコワ・ドーリンバレエ団、ハンブルク国立オペラなどのバレエ・マスターを歴任した人物で、1949年の時点ではパリ・オペラ座バレエ団でバレエ・マスターを務めていた〔〔『鑑賞者のためのバレエ・ガイド』、91頁。〕〔第11回日本バレエフェスティバル プログラム 日本財団図書館(電子図書館)、2012年12月23日閲覧。 〕。グゾフスキーはパリ・オペラ座バレエ団のエトワール、イヴェット・ショヴィレとヴラジーミル・スクラトフのために『マルコ・スパダ』から4曲を選んでグラン・パ・ド・ドゥ形式による小品を振り付けた〔〔『改訂版バレエって、何?』66頁。〕〔『バレエワンダーランド』135頁。〕。ただし、この小品は『マルコ・スパダ』の筋立てや登場人物とは関連性はなく、特別のストーリーも持っていない〔。 オーベールの晴れやかな音楽に乗ってクラシックバレエの高度な技巧が次々と展開しながら優雅さと格調の高さを見せるこの作品は好評を博し、ショヴィレの当たり役として称賛された〔〔。その後、パリ・オペラ座はもとより世界各地のスターダンサーたちがこぞってレパートリーに入れている〔〔GRAND PAS CLASSIQUE(pas de deux) アメリカン・バレエ・シアターウェブサイト、2012年12月23日閲覧。〕。グゾフスキーの振付作品はほとんど上演されなくなっているがこの作品については例外で、新古典主義の傑作としてジョージ・バランシンの『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』などと並んでバレエ・コンサートでの上演機会が多い〔〔。この作品は、バレエ・コンクールの課題曲によく選ばれている〔〔 Lausanne,January 27-February 3, 2013 2012年12月23日閲覧。〕。初演者のショヴィレは、シルヴィ・ギエムを始めとするパリ・オペラ座の後輩ダンサーたちに『グラン・パ・クラシック』の指導を行っている〔。 なお、フランスの振付家ピエール・ラコットは1981年にローマ歌劇場で『マルコ・スパダ』をルドルフ・ヌレエフ(マルコ・スパダ)、ギレーヌ・テスマー(アンジェラ)、ミカエル・ドナール(フェデリッチ公爵)のキャストで復元上演した〔ピエール・ラコットは失われたバレエ作品の復元上演を多く手掛けている。『マルコ・スパダ』以外ではフィリッポ・タリオーニ振付、ジャン・シュネゾフェール曲の『ラ・シルフィード』(1832年)やフィリッポ・タリオーニ振付、アドルフ・アダン曲の『ドナウの娘』(1836年)、マリウス・プティパ振付、チェーザレ・プーニ曲の『ファラオの娘』などが知られる。〕〔〔〔。1982年には、同一のキャストで映像化もされている〔〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グラン・パ・クラシック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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