翻訳と辞書
Words near each other
・ グラーザー
・ グラーシュ
・ グラージ
・ グラース
・ グラースマン
・ グラース家
・ グラース銃
・ グラーゼレンバッハ
・ グラーツ
・ グラーツ (小惑星)
グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城
・ グラーツァーAK
・ グラーツアAK
・ グラーツィア・デレッダ
・ グラーツ・ケーフラハ鉄道
・ グラーツ・リーベナウ・シュターディオン
・ グラーツ大学
・ グラーツ大学図書館
・ グラーツ大聖堂
・ グラーツ市歴史地区


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城 : ミニ英和和英辞書
グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城[ぐらーつのしがい-れきしちくとえっげんべるくじょう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [し]
  1. (n-suf) city 
市街 : [しがい]
 【名詞】 1. urban areas 2. the streets 3. town 4. city 
: [まち]
 【名詞】 1. (1) town 2. (2) street 3. road
歴史 : [れきし]
 【名詞】 1. history 
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地区 : [ちく]
 【名詞】 1. district 2. section 3. sector 
: [く]
 【名詞】 1. ward 2. district 3. section 
: [しろ]
 【名詞】 1. castle 

グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城 : ウィキペディア日本語版
グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城[ぐらーつのしがい-れきしちくとえっげんべるくじょう]

グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城(グラーツのしがい-れきしちくとエッゲンベルクじょう)はオーストリアの世界遺産の一つであり、中央ヨーロッパの街並みの中で、時代ごとに異なる様々な建築様式の流入と調和をよく保存していることが評価された文化遺産である。1999年グラーツの歴史地区のみが登録され、その価値を補強するものとして2010年に郊外のが拡大登録された。
== 歴史 ==

グラーツ一帯の定住の痕跡は新石器時代にまで遡れるものではあるが〔〔、シュタイアーマルク州の州都にしてオーストリア第2位の人口を擁する現代のグラーツの歴史は10世紀に始まる。そのころ、この地にはスラブ系の住民たちが移り住み、小高い丘の上に城砦を築いた。スラブ語で「小さな城」を意味するグラデツ (gradec) がグラーツの語源である〔〔。この丘は現在シュロスベルク(城山)と呼ばれている〔。12世紀には丘の麓に市場が形成され、ついで教会、庁舎なども建てられた。
14世紀にはハプスブルク家の分家に当たるレーオポルト家がグラーツを居住地とし、そこから15世紀に神聖ローマ皇帝となるフリードリヒ3世が輩出されたことで、グラーツは神聖ローマ帝国の首都となった。この時期に王宮と大聖堂が築かれた〔。
15世紀以降、オスマン帝国の侵略にさらされるようになると、シュロスベルクの砦の補強をはじめとして、都市の防衛機能が強化された〔。オスマン帝国の脅威は17世紀後半まで続いたが、その時期にあっても特にオーストリア大公カール2世の時代には、グラーツは文化的・芸術的な繁栄を享受した〔。カール2世はオーストリア大公国における知的拠点としてのグラーツ大学を創立したほか、対抗宗教改革の姿勢を示し、イエズス会士たちに神学校などを設立させている〔。
こうした繁栄はカール2世の子で神聖ローマ皇帝の座に就いたフェルディナント2世ウィーンへ遷都したことで翳りを見せたが〔、他方で内務長官がグラーツ郊外にエッゲンベルク城を建設したのは、フェルディナント2世の治世下のことであった。
それ以降は交易の中心地として、あるいは近現代には各種工業生産なども発達し、オーストリア第2の都市としての地位を保っている〔「グラーツ」『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』2011年〕。その一方で伝統的町並みの保存状態はきわめて良好であり〔、「中欧で最も完全な歴史的旧市街」〔と言われることもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.