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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 法 : [ほう] 1. (n,n-suf) Act (law: the X Act)
グラード (grade) は角度の単位である。英語ではゴン(gon)という。他に、グレード(grade)、グラディアン(gradian)という呼称もある。本項では「グラード」で統一して説明する。 1グラードは直角(90度)の100分の1である。すなわち、1回転(360度)は400グラードとなる。メートル法で、角度も十進法の体系にしようとして導入が試みられたが、普及しなかった単位である。 グラードの倍数単位には、グラードの100分の1のセンチグラード(cg)と、センチグラードの100分の1のセンチセンチグラード(cc)がある。 * 1g = 100cg = 0.9度 = 54′ = 3240″ = π/200 rad * 1cg = 100cc = 0.009度 = 32.40″ * 1cc = 0.00009度 = 0.3240″ ある人が117グラードの方向(北を基準にして)に向かっているとしたとき、左に曲がると17グラードに、右に曲がると217グラードに、反対の方向に向かうと317グラードにというように、百の位を変えるだけですぐに求めることができる。これがグラードの利点の一つである。 グラードは、メートル法の一部としてフランスで作られた単位である。英語では、gradまたはgradeという単位がすでに存在したため、それとの混同を避けるためにgonという名称が採用された。ドイツでは、「新しい度」という意味のNeugradとも呼ばれる。イタリア語では、通常の10進体系をグラード(ただし綴りはgrado)と呼ぶため、言い分ける場合は10進体系を grado decimale、角度の単位を grado centesimale(表記はgonまたはg) としている。 導入が試みられたが、グラードはわずかな国で、土地の測量のような限られた分野でのみしか採用されなかった。フランスの砲兵隊は何十年にもわたってグラードを使い続けた。フランスの地形図ではパリ基点の経度表示のために現在も使用されている。スイスやベルギーでも一部分野で度やミルと併記されている。一般には、グラードの代わりに、古くから使われていた度や、数学の分野で便利なラジアンがよく使われている。しかし、多くの関数電卓は三角関数を解くためにラジアンや度とともにグラードも使用できるようになっている。 == 関連項目 == * 度 (角度)(度数法) * ラジアン(弧度法) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グラード (単位)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gradian 」があります。 スポンサード リンク
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