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グリザイアシリーズの登場人物 : ミニ英和和英辞書
グリザイアシリーズの登場人物[ぐりざいあしりーずのとうじょうじんぶつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
登場 : [とうじょう]
  1. (n,vs) (1) entry (on stage) 2. appearance (on screen) 3. (2) entrance 4. introduction (into a market) 
登場人物 : [とうじょうじんぶつ]
 (n) the characters (in a play or novel)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 

グリザイアシリーズの登場人物 : ウィキペディア日本語版
グリザイアシリーズの登場人物[ぐりざいあしりーずのとうじょうじんぶつ]

『グリザイアシリーズの登場人物』(グリザイアシリーズのとうじょうじんぶつ)では、アダルトゲームおよびそれを原作とするアニメ『グリザイアシリーズ』に登場する人物について解説する。
声優はPC版 / PSP版・PS Vita版・テレビアニメ版の順に表記。
== メインキャラクター ==
; 風見 雄二(かざみ ゆうじ)
: 声 - 櫻井孝宏 / 諏訪彩花(幼少期)(両方ともテレビアニメ版)
: 身長:178cm / 体重:65kg(迷宮では62kgと表記) 
: 主人公。世界初のポータブルMDプレイヤーが発売された年に神奈川県厚木市の病院で産まれる。10代前半で家族を相次いで亡くし天涯孤独となった後、テロリストの少年兵育成学校を経てそのテロリストの本部を襲撃・壊滅させ残った雄二を拾った日下部麻子に育てられ裏の世界で生きるようになった。麻子の後を継ぐ形で「会社」の“掃除人”として活動しており、裏の世界ではエース・ナンバーである「9029」の名で恐れられている。「会社」での階級は特務伍長。ある時「普通の学校に通いたい」と希望したことから、知人かつ美浜学園長である千鶴の縁により、「カナダからの帰国生」という名目で美浜学園の2年生として転入する。成績は上位。通知表では甲乙丙丁戊の5段階評価で身体技能と学術は甲、社会適合と素行は丙、それ以外全て乙。寸評では「女癖に難あり」と書かれており、軍の評価でも上司であるJBやギャレットによって同じ事が書かれている。
: 常に冷静で、必要以上には他人へ近付かないタイプだが、相手からの歩み寄りを拒むことはない。親代わりだった麻子の教えに従い、16kmの距離に及ぶ早朝ランニングと読書を常日頃から欠かさない。それゆえ体力も知力も高水準であるが、言動が観察的で感情に乏しく、日常的なコミュニケーションにおいては劣る。また、麻子の下や「全米中の悪ガキが集まった」学校で育った環境のせいか皮肉が多く、痛烈なブラックジョークを言い放つことがある。幼少期の経験(一姫が自身の身体を使っての教育等)や麻子との連日に及ぶ性交体験から性技に長けており、現在は制御できているが性欲も強い。組織では数ヶ月に一度は女を抱く事と奨励されている事から風俗経験もあるが、絶倫すぎるせいで風俗嬢を泣かせてしまった経験がある。
: 天才と呼ばれ賞賛されてきた姉に対し凡庸であったため、両親から冷遇されて幼少期を過ごす(特に父・亮二については「人として最低の男」と嫌悪している)。その分、大人の顔色を窺いながら育ったため、観察眼は鋭い。この頃、絵の才能を開花させ若き天才として美術界にその名を轟かせた一姫の絵の取引のため訪れた古美術商・桐原礼と名乗る男に一姫共々目をつけられている。姉の一姫からの寵愛を受けて保護されていたが、滝園学園マイクロバス転落事故により一姫が帰らぬ人となったことで家庭が崩壊。亮二の日常的な暴力に耐えきれなくなり母・聡子に連れられて逃亡する。一度目はすぐに発見され、二度目もしばらくは平穏に過ごすものの最後には見つかってしまい、聡子が乱暴される現場を見た雄二が父を酒瓶で殴り、絶望した聡子が雄二を逃した後亮二をメッタ刺しにして殺害し自殺した事で天涯孤独となった雄二は心に深い傷を負う事となる。
: その後、亮二と親交のあった桐原礼=ヒース・オスロが身元引受人となる事で拾われ、童顔である事から女装されて愛玩人形としてオスロの私邸に置かれるが、オスロ不在時に食客から受けた理不尽な暴力をきっかけとして過去のトラウマが発現、食客を殺害した事により殺人マシンとしての片鱗を見たオスロによって「寒い国」の私設少年兵育成機関にてテロリストとして工作・暗殺の教育を受ける。暗殺者として育成されヒースの命令により変装による潜入と要人暗殺を繰り返し、異常な環境とオスロによる殺人装置としての強烈な暗示をかけられ、肉体強化目的の人体実験による大量の薬物摂取により心身ともに廃人寸前となる。
: その後麻子率いる部隊がオスロの私邸を強襲・壊滅させた際に私邸の地下室で女装した雄二を発見・保護される。その時には既に雄二の精神崩壊は始まっており、後のJB曰く「最も酷かった頃」。なし崩し的に麻子の養子となり山梨の山中で二人きりのリハビリ生活を送り、麻子とJBの荒っぽくも必死の世話もあって普通の生活を送れる程度まで回復する。2人から教育をうけるうちに狙撃の才能を開花させ、古傷により体調不良の麻子に代わり「9029」として密かに「仕事」を代行するようになり、正式に麻子の後を継ぎたいと考えるようになる。麻子の影武者を務めていた事がJBに露見、反対されるも説得し、麻子のツテを使いアメリカへと渡る。
: 米海軍学校にて要注意者が集まる第7班として教育を受け、そこで信頼できる仲間に恵まれ「ヤブイヌ小隊」として最前線で実戦という名の戦場の地獄を経験し、期間終了後に日本へ帰国、自衛隊のレンジャー部隊の訓練を受けて甲種判定、国内ライセンスを取得。麻子からエースナンバー「I-9029」を正式に受け継ぎ経験と実績を重ねるが、麻子が古傷の後遺症によって亡くなったことで自らの進むべき道を見失い「仕事」に対する気力を失ってしまう。休養をとり北海道をバイクで旅するさなかで、あることがきっかけで「普通の学校に通いたい」と思い、JBとかつてバンクーバー国際空港の事件で助けた千鶴の伝手でと素性を隠し作られた経歴で美浜学園へと転入することとなる。大型自動二輪免許を所持しており、ルートによってはバイクを運転するシーンがある。好物は煮豆という地味な物だが、これは麻子による「人間、豆さえ食ってりゃ死なない」という言葉の影響が大きい。家庭環境や軍人生活もあり特に食べ物には拘らない為食べられれば何でも食べるが、これまでのサバイバル生活の経験からくる「何でも美味しそうに食べない」事から天音を悩ませている。
: ある事情からモーツァルトの子守歌に強いトラウマを持っている。
: オスロにかけられた殺人装置としての強烈な暗示はまだ生きており、それを麻子によって「心の安全ピン」としての暗示を上書きされた事によって平静を保っている。だが麻子の死後、彼を止められる人間がいなくなった状態となっているため、またいつどんなきっかけでピンが引き抜かれ殺人装置に戻ってしまうか分からない危険な状態であり、その事を理解しているJBも懸念している。
: オスロには「頭脳の風見一姫」「武の風見雄二」として姉弟共々高く評価されている。
: なお、テレビアニメ化にあたって演じた声優2名の起用経緯については、「グリザイアシリーズ」のアニメ化の経緯を参照。
; 榊 由美子(さかき ゆみこ)
: 声 - 一色ヒカル / 田中涼子
: 誕生日:11月10日 / 血液型:A型 / 身長:163cm / スリーサイズ:85(D)/57/87
: 美浜学園の2年生。巨大財閥「東浜電鉄グループ」の総帥の令嬢。美浜学園の設立当初から在籍している。やや吊り目と、腰まで届く黒いロングヘアが特徴。無愛想かつ気難しい性格で、他人との会話を一言で済ませる程に交流が不得意なため、一度話しかけた人間から「もう話しかけたくない」と言わしめている。いつも1人で過ごしており、他の生徒達とは顔を合わせないことが多いが、寮生の集まりには顔を出すように心掛けている。「ボッチ」でありコミュニケーション障害も散見され、顔は整っており美人であるが美浜の学生の中で最も容姿に特徴がない「普通」である事も本人は気にしている。いつもカッターナイフを持ち歩いており、怒ると刃を出して相手を威嚇する。「本の虫」と呼ばれるほどの多読家であり、特にミステリー小説を気に入っている。お嬢様然としているが、料理は全く出来ず食事に無頓着な面があり、カップ焼きそば等のジャンクフードが好物。また、あることから家とは確執めいたものを持っている。父親のことを激しく嫌っており、会いに来ても顔を見ようともしないほど。自室のパソコンによるインターネットサイト閲覧が日課であり、成人向け、所謂「エロサイト」も閲覧している。性的なものに興味があるが表には出さない「ムッツリスケベ」である。経済的な知識に詳しく、投機家の側面もあるので個人的な経済力は高い。ネットのお陰で夜更かしする事も多く、午前に寝て昼に登校する事が多い。学校の成績は小嶺幸と並びトップであるが、運動能力は美浜学園の生徒の中で最も低く、自転車も幼少期に乗ったのが最後という程。
: 『グリザイアの迷宮』では、雄二に甘えながら花嫁修行に励む姿が描かれている。
: とある作戦でのコードネームは「ボッチ」。人付き合いが苦手で孤立しやすい性格のため。
: 版権イラストによるイメージ果実はブドウ〔初出:角川書店コンプティーク』2010年9月号。オープニングムービー内のカットにも使用。〕。「迷宮」では紫陽花
; 周防 天音(すおう あまね)
: 声 - 雪見そら / 田口宏子
: 誕生日:3月3日 / 血液型:A型 / 身長:169cm / スリーサイズ:91(F)/59/88
: 美浜学園の3年生。面倒見が良く、頼れるお姉さんのような少女。以前通っていた学園で、ある事情から1年間休学していたため、実年齢は雄二より2歳上。視力が弱く、現在はコンタクトレンズを使用している。スタイルが抜群に良く本人にもその自覚があるため、わざと露出度の高い恰好をして「エロいお姉さん」風に振る舞っており、下ネタに許容応力があり、裸を見られても動じない。明るい性格もあって商店街のアイドルとなっている。その整った顔と学生離れした体のせいで海水浴へ行けばすぐナンパされる事であしらい方には慣れている。学生の中で一番ファッションと化粧の知識がある事もあり、「美の先駆者」と呼ばれて学生寮内でビューティースクールを開いた事がある。美浜では自他共に認めるビッチであるが処女である。実家は銀座に本店を構える老舗の料亭を営んでおり、その影響で最も料理上手であり、家庭的な才能は一番高く学生寮では最年長な事もあって寮母のような立場となっている。特に入巣蒔菜に懐かれており、生活力の欠如が見られる彼女の保護者のような状態で、良く自室のベッドで蒔菜と一緒に寝ている。京都の出身である母の影響で、興奮したり気が動転すると、京言葉が口に出てしまう。学校の成績は中の下。良くはないが赤点を取る程ではない。学生寮のロビーで良く読んでいる雑誌は肉食系女子向け雑誌の「タイガー・ガール」。その雑誌を見た幸には「エロ本」と言われてしまっている。
: 元ヤンキーかつ走り屋であった父の影響で車全般が好きで、タイヤがついていれば自動車・バイク・トラクター等基本的に何でも乗れると語る。普通自動車免許と普通自動二輪免許、料亭で屋形船を使う事があるため一級小型船舶操縦士を取得済み。航空機の免許は「まだ」と語るようにいずれ取得する気である。250ccのオフロードバイクボバーへと改造された〔単に安かったという理由から購入した改造済み中古車両であり、天音自身はメカニックとしての知識や技術は持ち合わせていない。〕「ボバ太郎」を所有しており、美浜学園転入時はこのバイクでやってきたため学園長の橘千鶴には暴走族と間違われた。現在は寮の駐輪場に停めている。父直伝のドライビングテクニックを持ち、普段は温厚なものの煽られたりすると性格が一変し走り屋となる。運転は非常に乱暴で、特にみちるには「もう(天音の運転する車には)乗りたくない」と言わしめるほどに危ない走り方をする。面倒見の良い性格であり、生活能力の乏しい入巣蒔菜の保護者のような立場であり、蒔菜に懐かれている。
: 私立滝園学園という女子校にいた過去があり、長身を活かしてバスケットボール部に所属していた。当時は眼鏡をかけており、髪型も現在とは違い地味であった。
: 過去の事件から統合失調症を発症しており、更に体質が変わったらしくバストの大幅な成長と同時に太りやすくなっており本人もそれを気にしているため有酸素運動によるダイエットを欠かさない。
: 雄二が学園へ来た時から彼が一姫の弟である事を知っていた。(一姫とは前の学園で同学年・別クラスであり、部活の同期でもあった)。
: 余談ではあるが素足にローファーを履くという非常に珍しいスタイルを取る〔実際にこれをする者はいるが、汗だけでなく、足の脂も靴に染み込み、洗っても簡単に汚れは落ちない。結果的に靴の寿命を縮めるので、手入れの知識がないならばお勧め出来ない。〕。また髪の両側を小さなリボンにて、カール状にしている。
: 『グリザイアの迷宮』では、持ち前の強引さと巧みな家庭料理を持って雄二を胃袋ごと籠絡することに成功。過去のとある事件に対する憂いを抱きつつも雄二と2人で歩んでいくために日々を過ごし、隙あらば実家への挨拶に雄二を行かせることを計画する。
: とある作戦でのコードネームは自他ともに認めるキャラである「ビッチ」。
: 版権イラストによるイメージ果実はサクランボ〔。「迷宮」では椿
; 松嶋 みちる(まつしま みちる)
: 声 - 羽仁麗 / 水橋かおり
: 誕生日:12月25日 / 血液型:O型 / 身長:155cm / スリーサイズ:80(B)/52/82
: 美浜学園の2年生。ツンデレキャラクターに憧れているらしく、無理にそれらしく振る舞おうとしている。その一環として、目尻に軽くアイシャドーを施し、ブリーチでの脱色(髪の根元から脱色するため、「物凄く痛い」とは本人の談)による金髪をツインテールに結んでいる。明るく活発なムードメーカーだが、勉強は苦手なせいか頓珍漢な受け答えをすることがあり周囲からはっきりと「バカ」と言われる事も少なくなく、本人もその事は自覚している。美浜学園転入時に間違えて名前がそっくりな中学校へ行ってしまいその事に1週間気付かず、中学生に勉強で負けるという逸話を残している。当然学校の成績は壊滅的で最下位、赤点・補習の常連。生まれつき運が悪く、調子に乗った結果何かと痛い目に遭うことが多い。特に商店街の福引でハズレを全て引き、残ったものが全て当たりという伝説級の逸話を残している。ただし幸運に恵まれないという意味であって悪運は強く、多少雑に扱われても問題ない程体は頑丈。胃腸が弱く食物をうまく吸収しづらいため太りづらい。非常に車酔いしやすい体質であり、特に天音の運転する車に乗った場合必ずと言って良い程嘔吐する羽目になるため乗りたがらない。
: 嫌いなものは子供だが、ツンデレキャラが子供にウケやすい事もあってよく懐かれ、自分も調子に乗ってしまい持ち前の運のなさで悪い方向へ転がってしまう傾向がある。
: 身体能力は意外にも高く無酸素運動に定評があり、瞬発力を要する運動に強い。短距離走では美浜でみちるに追いつける者はいない。自称「韋駄天のみちる様」、他称「Bダッシュ松嶋」。ただし有酸素運動が苦手であり、400メートルを境にスピードがガタ落ち、1キロで限界となる。
: ある事情から親友を亡くしており、そのことを無意識に引きずっている。ある事情で二重人格が発現しており、時折いつものダメなみちるとは正反対のクールで聡明、雄二曰く「頭がいい」キャラになる。作中では「ミチル」と表現されている。区別する方法は雄二の呼び方で、みちるは「雄二」ミチルは「雄二くん」と呼ぶ。アニメでは目の色がみちるは青、ミチルは緑で表現されている。
: 左手首には水色のシュシュを、腰には幸に頼んで作ってもらったサメを模したデザインのピンク色のポーチを、いつも着用している。
: 『グリザイアの迷宮』では、真のツンデレキャラへと見事に昇華。地毛である黒髪姿も披露する。
: 版権イラストによるイメージ果実はレモン〔。「迷宮」では向日葵
: とある作戦でのコードネームは「UT」。ウザツンデレの略である。
: アイドル魔法少女ちるちる☆みちるでは主人公を務めている。ちなみに中学2年生・14歳〔〕と年齢が明らかになっているなど独自の設定が存在する。
; 入巣 蒔菜(いりす まきな)
: 声 - 民安ともえ / たみやすともえ
: 誕生日:1月13日 / 血液型:AB型 / 身長:144cm / スリーサイズ:71(AA)/57/78
: 美浜学園の1年生。小学生と見間違う程の幼い容姿であり、無邪気で天真爛漫な性格の少女。雄二のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。天音を姉のように慕って「天姉(あまねえ)」と呼んでおり、学生寮では自分の部屋をほとんど使わず、いつも天音の部屋で過ごしている。両親の仕事の都合で6歳まで海外を転々としていたため、英語を話すことができる。怪しげな日本語を操っており、時折暴言を吐くなど口が悪い。旧日本軍や自衛隊の口調を気に入っておりよく真似る。いつも左右の色が違うニーソックスを履いている。今でこそ明るくみちると並ぶムードメーカーであるが、美浜学園へ入学した当時は長期入院から出てきたばかりであり、いつも怯えて無口な状態であった。みちるには幼い顔とぽっこりと腹が出た幼児体型を指して「タヌキ顔」と言われた事がある。名前が女性器のドイツ語名に似ている事を気にしており、その事や子供っぽい事を言われると暴言を吐きながら怒る。
: 自身が長女として生を受けた入巣家は戦前から政治、産業、流通に根強く関与する女系一族で、人生で一度も入巣家の関連企業商品を使った事がない者が居ないと言われる程の巨大企業体を持つ一族の令嬢。企業体は有名だがそれらを運営する入巣家自体はあまり社会に認知されていない。汚職などにも深く関係(これが公式サイトでの「知れば不幸に見舞われる類の面倒くさい家」の正体)しており、婿養子として入巣家に入った蒔菜の父はそのことを知らぬまま汚職に関係していたことでそれを公表しようとした。だがそれを察知した妻の入巣清香には分家の男がいたため、邪魔者でしかなくなった彼の抹殺を指示。蒔菜を営利誘拐に見せかけて拉致し、身代金の受け渡し人となった蒔菜の父を殺害した。その後6日間蒔菜は縛り付けられたまま腐っていく父親の死体とともに監禁され、救出された時にはショックでまともに喋ることができなくなっていた。その後は入院生活という名目で軟禁状態にされ回復に数年を費やし、現在入巣家とは絶縁状態となっている。自身の小切手を使うまで祖父に退院のことが知らされていない、清香によって後継者候補に担ぎ上げられた異父妹には自身の存在が語られていない等「居なかった」として扱われている。父の事は大好きであったが、自身を切り捨て命まで狙った母清香に対しての愛情は無い。
: 普段のふざけた言動、行動から想像できないほどの才能を有しており、無意識で習得し天性の才能とも言えるレベルの圧縮記憶法により入巣家が関わった汚職の資料を全て一語一句違える事無く暗記している。その他にも驚異的な集中力を持っており、幼い体格の反面努力すれば最も伸び代が大きいタイプである。入院生活が長かった事から基礎体力は低かったが、成長性は美浜の人間の中では最も高い。自転車の乗り方を知らなかったが、美浜の学生達の指導で乗れるようになった。蒔菜シナリオでは秘められた才能を雄二に見出され、雄二の指導でランニングを日課とする等基礎体力の強化や買ってもらったエアライフルによって狙撃術の伝授が行われている。「縮地」と呼ばれる相手の視界から一瞬消えるタックルも伝授されており、雄二も無防備な状態からこれを受けると焦る程の腕前。走行スピードはみちるに劣るが速い方、無酸素運動は不得意だが有酸素運動が得意で持久力は美浜の女子学生中最も高い。空間把握能力も高く、美術の授業で作った榊由美子を模した像は高い値段が付けられている程。美術の成績はトップである。
: 『グリザイアの迷宮』では家のしがらみから逃れることも兼ねて雄二と共に国外退去、彼の後を継いで狙撃専門のエースナンバー「V-9029」(Vはヴァージニアの意味)として活躍していることが描かれている。また、日本で活動できるようにする為のライセンス正式取得のため、2人で日本に一時帰国してくる。
: とある作戦でのコードネームは「福ダヌキ」。タヌキ顔でおめでたそうに見えるため。
: 版権イラストによるイメージ果実はイチゴ〔。「迷宮」では朝顔
; 小嶺 幸(こみね さち)
: 声 - 岡村美佳沙 / 清水愛
: 誕生日:9月23日 / 血液型:O型 / 身長:151cm / スリーサイズ:82(C)/56/83
: 美浜学園の1年生でクラス委員長。真面目で責任感が強く、テストの殆どが100点かそれに近く成績優秀。学力は同じ成績優秀者である榊由美子曰く「国立大学もすぐに合格できる」レベルであると言わしめている。運動能力もそれなりに高く家事も上手であり、基本的に何をやらせても平均以上の結果を出す文武両道の優等生。平均的な能力は美浜で最も高い。美浜学園転入時はそれまで住んでいた叔父の自宅がある新潟県から神奈川県の三嶋崎まで国道17号を経由し自転車でやってきた。少なくとも学園編入後からは授業中に当てられた問題を正解出来なかった事は無く、連続正解記録更新中。最年少ながらクラス委員長を務め、寮の管理も任されている。いつも礼儀正しいが、慇懃無礼とも取られかねないほどである。基本的に同学年である蒔菜以外の相手には敬語を使って話す。学校に巨大なロッカーを設置しており、ほぼなんでも出てくる。
: 働き者であり、一日で何もしていない時間が無い程である。早朝の掃除から始まり授業終了後は翌日の予習、料理&夕食、入浴後に大浴場の掃除が日課である。学生寮の管理人は雄二だが事実上は幸であり、インターネットサーバーの管理もしているため由美子がいかがわしいサイトを閲覧している事を知っている。
: 仕事熱心なしっかり者だが、天然ボケ気味で冗談が一切通じず、人から言われたことをすぐに真に受けてしまうため、如何なる手段を用いても実現させようと無茶をしてしまうことが多く〔休み時間に「一番美味しい牛乳」を買ってくるよう求められた際は、本気で搾りたての牛乳を手に入れるため駅へ向かい、その後北海道行きの飛行機のチケットを購入する所であった。〕、熟練を要する物は回数で対応するか、時に限度というものを失念する傾向があり、それが元で周囲を巻き込む大事を引き起こしてしまった過去を持っている。校則も順守しており、たとえ休日であろうと学校へ行く時は制服へと着替える。また強情な面もあり、根性もある。
: 似合うと薦められた言葉を真に受け、学園校舎内以外では常にメイド服を着用。制服の状態でも白のガーターベルトとストッキングだけは着用している。メイド服は入巣家と取引のある軍にもミリタリー用品を納入している会社のオーダーメイドであり、通常用「インターメディエイト」・運動用「アクティブ」・夏季略装「トロピカル」・冬季寒冷地仕様「ヘビーゾーン」・暴徒鎮圧用「アサルト」・医療従事用「メディック」・冠婚葬祭及び慰霊式典参加用「コンサバティブ」の7種類があり、アサルトは防弾仕様となっている。
: サメが大好きで、時々無関係な事でもサメに直結させる傾向があるため「サメ脳」と言われる。みちる愛用のサメを模したポーチは幸の手作りであり、手先も非常に器用。
: 幼少期に幸の目の前で両親が交通事故に遭い父親は即死、母親は一命を取り留めるも意識が戻る可能性がほぼ皆無という状態のまま入院している。事故を目の当たりにしたショックからパニック障害となっており、時折過去の出来事がフラッシュバックする事で動悸や呼吸困難に陥る事がある。
: 蒔菜とは通じ合うものがあるらしく深い友情がある。蒔菜同様マグロマンにハマっている。普段は色々とダメなみちるの世話を良くしているが、あまりの馬鹿っぷりに毒を吐く事も多く、みちるの行動や噂を良くメモしている。
: 蒔菜同様雄二の指導により幸にはナイフを使った近接格闘術と爆弾工作術を伝授されている。
: 『グリザイアの迷宮』では、雄二との結婚を強く意識するが故に、ある決意を秘めて邁進する姿が描かれている。
: とある作戦でのコードネームは「クソメイド」。幸自ら自戒のために命名。
: 版権イラストによるイメージ果実はリンゴ〔。「迷宮」ではチューリップ

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グリザイアシリーズの登場人物」の詳細全文を読む




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