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グリシャ型コルベット()はソビエト連邦海軍が運用していた小型対潜艦()の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。ソ連海軍での正式名は1124型小型対潜艦()、計画名は「アリバトロース」()であった。 1970年代より就役を開始し、順次に改良を受けつつ90隻以上が建造された。現在でもロシア海軍・国境軍やウクライナ海軍、リトアニア海軍において多数が就役している。 == 来歴 == ソビエト海軍は沿岸対潜戦力として、沿海を担当する小型駆潜艇()と近海を担当する大型駆潜艇()の二系列を整備してきた。1950年代において、大型駆潜艇の主力は、227隻という多数が建造されたクロンシュタット級駆潜艇(122bis型)であった。しかしこれらの駆潜艇は、小型であるために、新しい優れたソナーや対潜兵器を搭載できず、その対潜火力は限定的なものであった。冷戦構造の確立、さらに原子力潜水艦の増勢に伴い、より優れた沿岸対潜兵力が求められていた。 このことから、大型駆潜艇よりも優れた対潜能力を備えた小型対潜艦()を整備することが決定され、1960年代には204型小型対潜艦(ポチ型コルベット)の配備が行なわれた。ポチ型は、新開発の対潜前投兵器であるRBU-6000によって非常に優れた対潜火力を備えていたものの、防空火力としては57mm連装速射砲を1基搭載するのみであった。 1956年に海軍総司令官に就任したセルゲイ・ゴルシコフは、西側の強力な洋上航空戦力に対処するため、洋上防空力の増強を進めていた。このことから、より強力な個艦防空力を備えた小型対潜艦が要請されることとなり、これに応じて開発されたのが本型である。本型の開発は、A・ニコルスキー主任設計官の指揮下で、1963年より開始された。建造は1966年12月26日より開始され、1967年1月12日より就役を開始した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グリシャ型コルベット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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