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グリセロール-3-リン酸シャトル : ミニ英和和英辞書
グリセロール-3-リン酸シャトル[さん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [さん]
 【名詞】 1. acid 

グリセロール-3-リン酸シャトル ( リダイレクト:グリセロールリン酸シャトル ) : ウィキペディア日本語版
グリセロールリン酸シャトル[ぐりせろーるりんさんしゃとる]

グリセロールリン酸シャトル(Glycerol phosphate shuttle)またはグリセロール-3-リン酸シャトル(Glycerol-3-phosphate shuttle)は、真核生物において細胞質解糖系などで副産物として生じたNADHからNAD+を再生する機構の1つである。動物真菌植物原生生物などに広く存在している。
==背景==
NAD+/NADHは細胞内の様々な代謝系における酸化還元酵素補酵素となり、ある反応から他の反応へと電子を運ぶ働きを持っている。異化は大枠で見れば酸化反応であり、それによって酸化型のNAD+が還元型のNADHへと変化するため、代謝を継続するためにはNADHを再酸化する必要がある。真核生物が好気的条件にある場合、一般的にはミトコンドリア電子伝達系分子状酸素を使ってNADHを酸化し、その還元力を効果的に利用してATP合成を行っている。しかしNADHはミトコンドリア内膜を透過できないため、細胞質で生じたNADHを効率よく再酸化するための仕組みが必要になる。
グリセロールリン酸シャトルはそうした仕組みの1つであり、他にも様々な機構が知られている。哺乳類では通常リンゴ酸-アスパラギン酸シャトルが主に機能しており、グリセロールリン酸シャトルは特定の細胞でのみ機能している。植物ではリンゴ酸-アスパラギン酸シャトル以外にもリンゴ酸-オキザロ酢酸シャトルが知られている。また真菌や植物などには、細胞質側のNADHを直接呼吸鎖で酸化する2型NADHデヒドロゲナーゼが存在する。酸素呼吸を行えない条件では、たとえば乳酸発酵によってNAD+を再生する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グリセロールリン酸シャトル」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Glycerol phosphate shuttle 」があります。




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