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グリッドパリティ(Grid parity)とは、再生可能エネルギーによる発電コストが既存の電力のコスト(電力料金、発電コスト等)と同等かそれより安価になる点(コスト)を指す〔〔野澤哲生著、『増殖寸前 太陽電池』、日経エレクトロニクス2010年2月8日号〕〔太陽電池の夜明け、EETimes Japan、2008年9月16日 〕〔ニッポン太陽電池産業が地球を救う?(前編)、アットマークアイティ・モノイスト、2008年6月30日 〕〔NEDO海外レポート No.1031, 2008.10.22 〕〔〔Break-Even Cost for Residential PV, NREL, Dec 2009 〕。 ==定義== グリッドパリティは、大まかには既存の電力とコストが等価になる点を示す〔。具体的な定義(コスト)は、個々のケースにおける設置条件や、比較対象に想定する電力料金等によって異なる。例えば設置地域により発電量が異なり、電力料金も住宅用と産業用では異なるため、グリッドパリティの具体的な条件も変わる〔〔。また電力の消費側にとってのグリッドパリティだけでなく、発電側にとっても利益の出る価格になる点と併せて論じられることもある〔〔。 このため定義も厳密に一意に定まるわけではなく、下記のように複数の定義(用法)が存在する。 *日本のNEDOは、家庭用電力並み(日本において23円/kWh)になることを第一段階グリッドパリティ、業務用電力並(同14円/kWh)になることを第二段階グリッドパリティ、汎用電源並(同7円/kWh)になることを第三段階グリッドパリティと定義している〔太陽光発電ロードマップ(PV2030+), NEDO, 2009年6月 〕。 *Renewable Energy World誌は、想定する条件によって具体的なコストや定義が変わることを指摘した上で、発電コストが系統からの電力と同等になる点として紹介している〔Grid Parity, Renewable Energy World. Large Scale Solar Supplement, Sept 2011, p12-14 (PDF P.110) 〕。 *米国国立再生可能エネルギー研究所は、2009年末に「太陽光発電の発電コストが系統電力の購入価格と等しくなる点」と定義している(〔, P.5)。 *太陽光発電の最大の業界団体であるEPIAは、設備導入者にとって(既存の電源に比較して)利益になる点をdynamic grid parityと定義し、住宅用・産業用等の複数の想定条件についてコストや達成時期の目安を示している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グリッドパリティ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Grid parity 」があります。 スポンサード リンク
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