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グリーンアロワナ : ミニ英和和英辞書
グリーンアロワナ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

グリーンアロワナ ( リダイレクト:アジアアロワナ ) : ウィキペディア日本語版
アジアアロワナ[ちょうおん]

アジアアロワナアロワナ科に属する淡水魚である。いくつかの体色の異なる種類があり、それぞれ別種として記載している文献もある〔Pouyaud ''et al.'', 2003〕〔ITIS, 2006.〕が、普通はそれらの系統もまとめ、"''Scleropages formosus''"という学名の種として記載することが多いため〔Kottelat and Widjanarti, 2005.〕、本稿では、この種を「アジアアロワナ」として扱うことにする。体色によって、様々な呼び名がある。
東南アジア原産で、湿地や沼地を抜ける流れの穏やかな川(ブラックウォーター)に生息する。成魚は魚食性で、若魚は昆虫などを主に食べる〔Fishbase, 2006.〕。
アジアアロワナは観賞魚として人気であり、特に中国文化の影響が見られる地域では文化的に重要である。その理由は、本種が中国の神話に登場する生物であるに似ていることと、中国において縁起が良いとされる配色(金や赤)をしていることであり、それにちなみ龍魚という呼称で愛好されている。
== 進化と分類 ==
アロワナ科の他種と同様に、アジアアロワナは淡水には順応してきたものの、海水中で生きることは出来ない。それゆえに、東南アジアの島々に散らばる本種の分布は、本種が、大陸移動が完全に終わる以前に同科の他種と分岐したことを示唆している。遺伝子の研究によりこの仮説は立証され、アジアアロワナの祖先は、オーストラリアのノーザンバラムンディ(''S. jardinii'')の祖先から約1億4,000万年(白亜紀の初期)に分化したことが分かっている。この分化は、ゴンドワナ大陸の東岸で起こり、本種はやがてインド亜大陸 や他の島に運ばれて、現在のアジア地域に生息するようになった。同属他種との形態上の類似は、最近まで、この古代魚には、ほとんど進化が起こらなかったことを示している〔Kumazawa, 2000; Kumazawa ''et al.'', 2003.〕。
この種についての最古の記述は、1839年から1844年までの間の(1844年とするのが一般的)ドイツの博物学者ヘルマン・シュレーゲルと、サロモン・ミュラーによるものであり、このときの学名は''Osteoglossum formosum''だった。のちに 属に移され、現在の学名となった〔Catalog of Fishes, 2006.〕。
地域等によって、体色などに変異が見られる。主なものを記す。
*グリーンアロワナあるいは青龍は、最も普通にみられる種で、インドネシア(カリマンタン島スマトラ島)や、ベトナムミャンマータイカンボジアマレーシアなどに生息する。インドネシアのボルネオ島の一部には、銀色の発色が強いものが生息している。
*スマトラ・ゴールデンあるいは紅尾金龍は、スマトラ島の北部でみられる。
*マレーシア・ゴールデンあるいは過背金龍は、マレーシアのペラ州とパハン州原産である。
* レッド(紅龍)、スーパーレッド血紅龍)、チリ・レッド辣辛紅龍)といった種はボルネオ島西部のカプアス川上流や、その近くの湖でのみ生息が確認されている。
2003年には、現在の''S. formosus''を、4つの独立した種に分けることを提案する研究〔が発表された。この分類は、解剖学と遺伝学の両方に基づいた物で、次の4種が提案された。
* ''Scleropages formosus'' - この学名を、いわゆるグリーンアロワナに割り当てる。マレーシア・ゴールデン(過背金龍)は、この研究では言及がないが、この種に含むことが多い。
* ''Scleropages macrocephalus'' - 英名はSilver Asian arowana,グリーンアロワナよりも銀色の発色が強い種
* ''Scleropages aureus'' - いわゆるスマトラ・ゴールデン(紅尾金龍)
* ''Scleropages legendrei'' - スーパーレッドなど赤色系の体色の種
東南アジアに住むアロワナを二つ以上の種に区別するには、今まで得られたデータだけでは十分でない〔などと、この分類に反対する学者も多い。
2012年、アジアアロワナの新種として''Scleropages inscriptus''がCITESに登録され、国際取引が規制されることになった。が、このアジアアロワナは既に - チタニューム・ゴールデンアロワナ - と命名され、日本国内で既に流通している。そのため今まで一属一種だと言われていたが、アジアアロワナは一属二種とCITES上ではなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アジアアロワナ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Asian arowana 」があります。




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