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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
グリーンスレッド(英: green threads)とは、コンピュータプログラミングにおいて、オペレーティングシステムではなく仮想マシン (VM) によってスケジュールされるスレッドである。グリーンスレッドはネイティブのOSの機能に依存せずにマルチスレッド環境をエミュレートする。グリーンスレッドはカーネル空間ではなくユーザー空間で管理されるため、ネイティブスレッドがサポートされていない環境でも動作する。 ==グリーンスレッドの性能== マルチコアプロセッサのシステムでは、ネイティブスレッドの実装は処理を複数のプロセッサに割り当てることができる。これはグリーンスレッドの実装では不可能である。このような環境ではネイティブスレッドに明らかな利点がある。しかし、ユニプロセッサのシステムでは、最も効率のよいモデルが何なのか、いまだ明確な答えはない。〔Comparative performance evaluation of Java threads for embedded applications: Linux Thread vs. Green Thread 〕 では下記の点が明らかになった。 * グリーンスレッドはスレッドの起床と同期化について、Linux のネイティブスレッドの性能を上回る。 * Linux のネイティブスレッドは I/O や コンテキストスイッチの処理に関して、大きく上回る性能を持つ。 また、グリーンスレッドはブロックする I/O 処理を実行する場合に、他のすべてのスレッドをブロックする可能性がある。この問題を避けるため、グリーンスレッドは非同期 I/O処理を行わなければならず、それにより複雑さが増加し、遅延が大きくなるとともに、開発期間や難易度が増加する。 ユーザー空間に構築されているため、グリーンスレッドはネイティブスレッドより軽量であるが、協調的マルチタスクの形で実装されており、スレッド化されたプログラムはシステムを停止させてしまう恐れがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グリーンスレッド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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