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グルームブリッジ1830 (Groombridge 1830) は、太陽系から29.7光年の位置に存在するおおぐま座の恒星である。スペクトル型G8の黄色準矮星で、1830年代にステファン・グルームブリッジによって彼の星表に登録された。1842年にはフリードリヒ・ヴィルヘルム・アルゲランダーによって大きな固有運動が発見され、カプタイン星が見つかるまで最大の固有運動を持つ天体として知られていた。 == 概要 == グルームブリッジ1830は種族IIの恒星で、銀河系のハロに起源を持つ。この種類の星は太陽周辺では0.1から0.2%の割合でしか存在しない。他の種族IIの星と同様に100億年以上前に誕生した古い星で、金属(ヘリウムより重い元素)の含有率が少ない〔"Groombridge 1830 SolStation〕。このため表面温度の割に半径が小さく、準矮星に分類されている。 かつては公転周期175日の連星ではないかと疑われていたが、現在は単独星だと判明している。スーパーフレア(太陽のフレアと同様の現象だがエネルギーは100から100万倍大きい)の影響で、あたかも伴星を持っているように観測されたと考えられている〔。 グルームブリッジ1830は、発見当時は最大の固有運動を持つ恒星であった(発見以前ははくちょう座61番星が最大)。その後、カプタイン星の発見で2位に転落し、さらにバーナード星が発見されると3位に順位を下げた。しかしグルームブリッジ1830はこれらより遠くにあるため、天球上の見かけの速度は小さくても太陽との相対速度はより高速である。 太陽は他の種族Iの恒星とともに銀河円盤に沿って公転しているが、グルームブリッジ1830などのハロ星はこの流れに沿わない運動をしている。そのため、太陽から見るとグルームブリッジ1830は周囲の星の間を高速で逆行しているように見える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グルームブリッジ1830」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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