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「グレンスミスの日記」(グレンスミスのにっき)は、1972年2月から1976年5月にかけて主に『別冊少女コミック』(小学館)に連載された漫画『ポーの一族』(萩尾望都)に登場する架空の書物の名称、および『別冊少女コミック』1972年8月号に掲載された短編作品である。 == 解説 == 本作は『ポーの一族』シリーズの第3作にあたり、前作「ポーの村」の続編でもある。「ポーの村」に登場したグレンスミスの死後、末娘のエリザベスの苦難と悲哀に満ちた半生を描いた作品で、主人公のエドガー・ポーツネルは冒頭とラストの1ページずつとラストの手前の1コマにしか登場せず、シリーズにおいては番外編に近い性格の作品である。本作のラストでアラン・トワイライトが初登場するが、名前はまだ明らかにはされていない。ラストでメリーベル・ポーツネルの死が明らかにされ、次作品の「ポーの一族」の結末を予告している。 なお、本作でわずか24ページの中で密度の濃い内容を描ききっていることについて、後述するとおり他の漫画家から「グレンスミスの呪い」と呼ばれている。 == あらすじ == 1899年、グレンスミス・ロングバード男爵が死去し、末娘のエリザベスは遺品整理の際に見つけた彼の日記を読むと、そこには不死の一族である吸血鬼「バンパネラ」が住むポーの村のことが記されていた。 翌1900年、エリザベスはドイツ人の音楽家、トニーと知り合い、親族たちの無言の冷たい承認のもと結婚しドイツに渡る。ベルリンの住まいで3人の娘が生まれささやかな幸せの日々が続くが、1914年7月、戦争が始まりトニーが徴兵され、不帰の人となる。また終戦後の1921年、次女ユーリエも17歳で急死する。 翌1922年、三女のアンナが教師のピエール・ヘッセンと結婚し、エリザベスは彼らと一緒にブレーメンに移る。翌1923年、長男ピエールが誕生し、以後1932年の四女マルグリッドの誕生まで4人の娘が生まれるが、1939年、再び戦争が始まり、一家はツェレに移ることにする。その引越しの最中、古いグレンスミスの日記を見つけたマルグリッドに、エリザベスはポーの村の話を語って聞かせる。 1959年3月、エリザベスとアンナは既に亡くなっており、小説家になったマルグリッドは父ピエールとブレーメンで暮らしながら、いつかグレンスミスの日記を発表したいと考えている。 一方、近くに住むマルグリッドの甥(おい)のルイス・バードはグレンスミスの日記を読み、ポーの村の話に登場するバンパネラの少年が、同じ学校〔「グレンスミスの日記」の中には記されていないが、「小鳥の巣」の舞台と同じガブリエル・スイス高等中学校(ギムナジウム)である。〕にいるエドガー・ポーツネルと同じ容姿と名前であることから、面白半分にエドガーに声をかけ、メリーベルという妹がいたらもっと面白くなると話したところ、メリーベルという妹がいたがずっと前に死んだと聞かされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グレンスミスの日記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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