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グロトンハイツの戦い : ミニ英和和英辞書
グロトンハイツの戦い[ぐろとんはいつのたたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

グロトンハイツの戦い : ウィキペディア日本語版
グロトンハイツの戦い[ぐろとんはいつのたたかい]

グロトンハイツの戦い(グロトンハイツのたたかい、、またはグリスウォルド砦の戦い、、稀にグリスウォルド砦虐殺、)は、アメリカ独立戦争の終盤1781年9月6日に、ウィリアム・レッドヤード中佐が指揮するコネチカット邦民兵の小部隊と、ベネディクト・アーノルド准将とエドマンド・エア中佐が指揮するイギリス軍の大部隊との間で戦われた戦闘である。
イギリス軍の北アメリカ総司令官ヘンリー・クリントン将軍は、アメリカ軍ジョージ・ワシントン将軍の軍がバージニア邦にいるイギリス軍チャールズ・コーンウォリス将軍の部隊に向って行軍するのを牽制するために、ベネディクト・アーノルドに命じてコネチカットの港町ニューロンドンを襲撃させた。この襲撃そのものは成功したが、イギリス軍がニューロンドンとはテムズ川向かいのグロトンにあるグリスウォルド砦占領に向ったのに対し、コネチカットの民兵隊は頑強に抵抗した。攻撃側イギリス軍の指揮官数人が戦死し、守備側も砦が陥ちたときに戦死、負傷あるいは捕虜になった。イギリス軍の被害が大きかったので、そのことでアーノルドは上官から批判された。
この戦闘はアメリカ合衆国北部では最後の主要な戦闘となり、南部のヨークタウンでイギリス軍が降伏しアメリカ側の大勝利になったのはこの6週間後だった。
== 背景 ==
コネチカット邦グロトンの町は1655年以来元々ニューロンドンの一部だった。ニューロンドンとはテムズ川を挟んで対岸、ロングアイランド湾の北岸にある。グロトンは重要な軍港であり、ニューイングランドの海岸線では最大級のものになった〔Burgess, p. 3〕。1705年に公式にニューロンドンと分かれて別の町として自治体化された〔Caulkins, p. 414〕。アメリカ独立戦争の間、この港はアメリカ側の海軍作戦の主要中心であり、イギリスの船舶に対して私掠船の活動で大きな成果を挙げていた〔Caulkins, p. 545〕。しかし、比較的守りはお粗末であり、ニューロンドン側にあるトランブル砦は内陸側は解放された堡塁以上のものではなかったの対し、グロトン側にあるグリスウォルド砦はより堅固で、ほぼ正方形、周りに溝を掘り外に幾つか土盛りの防御施設を置いた稜堡型石造りの砦だった〔Ward, p. 627〕。どちらの砦も通常は幾らかの砲兵を含む民兵の小部隊で守られており、地域全体の守備をウィリアム・レッドヤード中佐が指揮していた〔。これらの砦は常に物資や装備が不足がちだった〔Powell, p. 44〕。トランブル砦の場合は、砦そのものが完工していなかった。グリスウォルド砦の構造は完成していたが、イギリス軍の攻撃に耐えるためには火薬、砲弾、食糧および人員が十分ではなかった〔。

1781年8月、アメリカ大陸軍のジョージ・ワシントン将軍はバージニアでチャールズ・コーンウォリス将軍の指揮するイギリス軍を撃破する機会が訪れたと認識した。ニューヨーク市にいるイギリス軍の総司令官ヘンリー・クリントン中将を欺くために様々な策略を使いながら、その軍隊をニューヨーク地域から南に動かし始めた。クリントン将軍は9月2日に騙されていたことを認識した。コーンウォリス軍を援助するために急な動員ができず、ワシントンがニューヨーク周辺に残した大陸軍に対応するために自軍の多くを割いて派遣する気持ちもなく、ワシントンの注意を引くためにコネチカットに襲撃部隊を派遣することに決めた〔Allyn, p. 12〕。クリントンはこれを襲撃として計画しただけだったが、ニューロンドンを恒久的に占領できればニューイングランド内陸部へ侵攻するための基地としても使えると考えた〔Allyn, p. 13〕。クリントンはその襲撃部隊の指揮官にコネチカットのノーウィッチ生まれのベネディクト・アーノルドを当てた〔Allyn, p. 14〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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