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北欧神話において、グンロズもしくはグンレッド(、)は、巨人のスットゥングの娘である。彼女は、父が詩の蜜酒を保管した山、フニットビョルグの中の穴に見張りとして居させられた。スノッリ・ストゥルルソンが『詩語法』において伝えるところによると、彼女のもとにオーディンが来て、彼女を口説き、3夜を共にした。彼によってすっかり魅惑させられたグンロズは、とうとう蜜酒の3口分をオーディンが飲むことを許した。ところがオーディンは彼女を騙し、蜜酒全てを飲み込むとその場を逃げ去った〔『「詩語法」訳注』6頁。〕。 しかし『古エッダ』の『高き者の言葉』第105 - 108節は、少し異なる物語を語っている〔『エッダ 古代北欧歌謡集』35頁。〕。 :グンロズは黄金の椅子に儂を座らせ、 :儂に貴重な蜜酒をついだ。 :それに対し儂からの悪い報いを彼女は得た。 :彼女の素晴らしくて情熱的な愛情に対し、 :彼女の思い悩むような不吉な気持ちに対し。 :(略) :儂が彼女から獲得したものを、儂は上手く活用した。 :戻って来て以来、儂は知恵に優れた、 :オーズレリル(en)をアースガルズに運んできた、 :神聖な1飲みによって。 :決して儂は生きて帰って来られなかった、 :残忍なトロールの庭から。 :善良な女性、グンロズの助けがなければ、 :その腕で儂を包んだ女性の。 物語のこの改作から、グンロズが進んでオーディンを助け、そのためオーディンがお返しに彼女の幸福を考えていたようである。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グンロズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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