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ケクロプス()とはギリシア神話の人物である。主に、 * アテーナイの初代の王 * エレクテウスの子 の2名が知られており、いずれもアテーナイの王である。以下に説明する。 == アテーナイの初代の王 == このケクロプスはアッティカの初代の王〔土井 (2013)、222頁。〕〔松平 (2005)、88頁。〕(2代目の王〔とも)である。父王エレクテウスの精を受けた大地(ガイア)から生まれ、姿は下半分が蛇、上半分が人間である〔〔ローズ,松村訳 (2004)、172頁。〕。エジプト出身ともいわれる。アクタイオスの娘アグラウロスとの間に、エリュシクトーン、アグラウロス、、をもうけた。 ケクロプスの治世中に、アテーナー神とポセイドーン神がどちらかを守護神として選べと迫ったとき、知恵深く、思慮深い王は国民に相応しい贈り物を贈った方を守護神にするとした。ポセイドーンが塩水の泉を作り、アテーナーはオリーヴを植えた。国民は、アテーナーを選び、アテーナーを守護神にすることに決めた。以降アッティカ王は国の名をアッティカからアテーナイと変更したのである。しかし息子のエリュシクトーンが子を残さずに若いうちに死んだため、アテーナイの王位はクラナオスに渡った。 またケクロプスの娘たちはアテーナーからエリクトニオスの入った箱を預けられたとき、中を見ることを禁じられたにもかかわらず、箱を開けて見てしまい、エリクトニオスを守っていた蛇か、あるいはアテーナーの怒りにふれて滅びたという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケクロプス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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