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ケムラー : ミニ英和和英辞書
ケムラー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ケムラー : ウィキペディア日本語版
ケムラー[ちょうおん]

ケムラーは、特撮テレビ番組『ウルトラマン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する、架空の怪獣。別名「毒ガス怪獣」。
== 『ウルトラマン』に登場するケムラー ==
ウルトラマン』第21話「噴煙突破せよ」に登場。
*身長:35メートル
*体重:1万トン
*スーツアクター:鈴木邦夫〔『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社、2012年、ISBN 978-4-06-218128-0)〕
死火山と思われていた大武山が火山活動を再開したことにより、突如出現する怪獣。爬虫類的な外観を持ち、同様の外耳がない耳を持つ。背面の甲羅は威嚇時に展開し、内側の極彩色の部分を盾のように見せる。最大の武器は口から発光とともに吐き出す猛毒ガス(通称:ダークセント)。その成分は火山ガスと同じ高濃度の亜硫酸ガスである。また、サソリのような形状の尻尾から二条の破壊光線を発射する。見た目以上に強敵で、スペシウム光線が効かないほどの強靭な皮膚を持つ。
当初は山頂付近の鳥を死滅させ、やがて観光客を襲うようになり、麓の街に出現して毒ガスをまき散らしたため、防衛軍が出動するも撤退に追い込まれる。
弱点は展開する甲羅に隠れた心臓で、最後はここをイデ隊員が開発したマッド・バズーカで攻撃され、火口へ落下して爆死する。
第35話では怪獣墓場を漂っている姿が描かれている。
*成田亨のデザイン画では、下顎が左右2つに分かれて開くように描かれており〔『成田亨画集 ウルトラ怪獣デザイン編』(朝日ソノラマ・1983年)p.48〕、デザイン画どおりに造型された。着ぐるみの下顎にある割れ目はその名残〔『ファンタスティックコレクションNo.35 ウルトラマングラフィティ』(朝日ソノラマ・1983年)〕。
*高山良策の日記には、当初はガマクジラの着ぐるみを改造する予定だったが、改造怪獣は手間がかかるので新造することにしたと記してある。ケムラーの体の型自体は、ガマクジラと同じものを使用している。
*脚本の時点では背中の甲羅が開く描写はなく、尾をクジャクの羽のように広げると書かれていた。
*デザイン画の時点では甲羅は顔の部分まで覆っていたが、高山によってアレンジされた。ケムラーの弱点は、台本では口内の発光器官だったが、造形の時点で背中に変更された。ガスを吐くときに口内が光るのはその名残である。この変更のため、口内が光るのを見たホシノがそこが弱点だと気づく流れがカットされ、本編では特に理由のないまま背中が弱点だと気づくという、不自然な展開になっている。
*一峰大二による漫画版では大武山からトンネルを掘ってふもとの町に出現し、好物の毒ガスを摂取するために工場地帯を襲う。科学特捜隊にマッド・バズーカをのど元に打ち込まれるが不発に終わり、現れたウルトラマンをも毒ガスと噛み付きで苦しめる。この毒ガスはスペシウム光線を拡散させてしまうという効果があることも、漫画版では追加されている。最後は奇策で毒ガスを打ち払ったウルトラマンの放ったスペシウム光線で不発弾を起爆させられ、木端微塵に吹き飛んでいる。
*甲羅は最終話に登場するゼットンの甲羅へ組み合わせられたと言われており、この説は『ウルトラマンベストブック』(竹書房・1993年)のコラムにも記述されている。
*『ウルトラファイト』では、ウルトラマンに無理な体勢に持ち上げられて急所の瘤(こぶ)を破壊され、倒される。
*名前の由来はから〔ケイブンシャ『ウルトラマン特撮の秘密百科』114頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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