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ケルゲレン諸島 (、)は、南インド洋にあるフランス領南方・南極地域の島々。ケルゲレン島(La Grande Terre、英: Kerguelen Island)を中心に約300の島で構成される。気候は寒冷海洋性であるが、寒帯性ではない。風が強く、海は常に荒れている。 1772年、フランスのにより発見された。何度か定住が試みられてはいるが、永住居住者はいない。 島のアザラシは毛皮のために 18世紀ごろ、クジラなどの海獣類は 20世紀初頭までに捕獲し尽くされたが、保護の結果、動物の生息数は近年増加傾向にあり、海岸には新たに海鳥類(アホウドリ、ペンギン、ミズナギドリなど)ばかりでなく、アザラシやアシカ類の繁殖地が発生している。ケルゲレン諸島は領海も含めて自然保護区となっている。占有経済水域は、法定漁業海域となっている。 1950年に、フランスは、ポルトーフランセに観測基地を開設している〔南極地方で活動する科学者たち 在日フランス大使館 〕。以降、基地は周年稼動させており、物資補給、研究・観測業務を60~100人の要員の交代勤務で実施している。2008年には、第58次観測隊が派遣されている〔KERGUELEN :58 ème Mission d'hivernage à Port-aux-Français, Kerguelen フランス極地研究所 〕。 == 位置 == ケルゲレン諸島は、南緯48°35'~49°54'、東経68°43'~70°35'に位置し、南極大陸海岸から約2000km、レユニオンから約3400km、オーストラリアから約4800km離れている。 最も近い島は次の通りである。 * ハード島(オーストラリア) * サンポール島(フランス) * アムステルダム島(フランス) * クローゼー島(フランス) * プリンスエドワード諸島(南アフリカ) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケルゲレン諸島」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kerguelen Islands 」があります。 スポンサード リンク
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