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健栄製薬株式会社(けんえいせいやく)は、大阪府大阪市中央区伏見町に本社を置く製薬会社である。 == 会社概要 == 1946年に創業した局方品メーカーの五康株式会社に、光栄商会の山岡と吉村商店(吉村薬品)・小倉薬品・大石薬品・染井一心堂・大黒南海堂・若狭薬品・吉松一心堂など九州の有力卸が中心となって出資し、健栄製薬株式会社として設立される。 日本薬局方収載医薬品(いわゆる局方品)を販売する製薬メーカーの中では、医療用医薬品およびOTC医薬品市場のいずれにおいても高いシェアを有するトップメーカーであり、特にOTC医薬品市場における局方品のシェアは圧倒的で、90%超の市場占有率となっている。 医療用医薬品の分野では、グリセリン浣腸剤「ケンエーG浣腸液50%」は国内の過半の医療機関に供給されており、このカテゴリーにおいてNo.1のブランドである。また、設立当初より消毒薬の分野にも強く、「消毒用エタノール」は国内トップシェアを持つとともに、医療機関向けの主要な消毒薬をフルラインで販売している。 感染対策関連の情報提供にも注力しており、アメリカ公衆衛生週報(CDC-MMWR)やイギリス公衆衛生週報(HPA-HPR)の情報発信、および医療従事者を対象とした『医療関連感染対策セミナー』の開催なども全国各地で継続的に行っている。 一方、OTC医薬品の分野では2006年9月に発売した、水を使わない新しい手洗い習慣「手ピカジェル」および2013年に発売した、水素添加法により不純物を除去した「ベビーワセリン」をはじめ、「消毒用エタノール」、「ケンエー・浣腸」、「白色ワセリン」、「精製水」など、国内トップシェアの製品を数多く有している。また、「うがい薬」の生産量は圧倒的No.1である。主な販売ルートはドラッグストア、大手コンビニ、スーパー、ホームセンターと多岐にわたる。また、TVCMやインターネット、新聞などのマスメディアを活用した販促活動も積極的に行っている。 前会長が京都薬科大学の理事長を3期9年間務めていたこともあり、薬学会との関係は深い。 また、明治ホールディングス傘下のMeiji Seika ファルマ株式会社の資本も入っており、大手新薬メーカーへの製品供給も幅広く行っている。 2009年まで35年連続増収を達成しており、堅実に会社規模を拡大しているとともに、遅くとも2025年までに年商200億円、2030年までに年商300億円達成と海外展開を長期ビジョンとして掲げている。 実質無借金経営で、財務基盤は盤石である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「健栄製薬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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