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ケンサキイカ(剣先烏賊、)はヤリイカ科に属するイカの一種。 味がよく、日本各地で漁獲されている。アカイカ・シロイカ・マルイカ等の別名がある。12月-2月の冬場は水深80-100mの深場に生息し、春先の水温上昇とともに浅場へ移動する。通常サイズは20-40cmで、特に大型のものは「弁慶」の別名で呼ばれる。 福岡県・玄界灘と言えばこの「ケンサキイカ」を指し、佐賀県・唐津・呼子では「ヤリイカ」と呼ばれている。純白のヤリイカに対して、ケンサキイカは赤茶色を帯びていて見分けが付けやすい。築地市場では山陰・九州北部沖で獲れる胴の短いケンサキイカをシロイカ、伊豆諸島沖で獲れる細長いケンサキイカをアカイカと呼ぶが、遺伝的には同種であり環境による変異であるとされる〔おさかな普及センター資料館 さかなの知識あれこれNo.14 赤イカと白イカ 東京魚市場卸協同組合 2015年3月18日閲覧〕。 デリケートな生き物であるため保存は難しいが、呼子では「生きつくり」が食べられるほか、てんぷら、しゅうまい、塩辛、ご当地バーガーなど、バラエティーに富んだ料理が楽しめる。 大型で肉厚のうえ味がよいため、スルメイカなどと同様のイカ焼きはもちろん、特にスルメの材料として珍重されている。ケンサキイカのスルメは「一番スルメ」と呼ばれ、最も上等のスルメとされる〔 「飲食事典」本山荻舟 平凡社 p26 昭和33年12月25日発行〕。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケンサキイカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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