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ケンダル・オゼル提督 ( Admiral Kendal Ozzel ) はアメリカのSF映画『スター・ウォーズ』シリーズの『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に帝国軍将校として登場する架空の人物である。 == 人物概要 == 帝国の軍事アカデミーが置かれている惑星カリダの出身。父は惑星の採鉱権を組織化して巨富を得ていたが、オゼルは次男であった為に相続権が無く、やむなく家名を使って有名大学を卒業した後、帝国軍人として政治や軍政の世界に進んでいった。 ヤヴィンの戦いから数か月後、インペリアル級スター・デストロイヤー<リプライザル>の艦長としてシェルシャ宙域に駐留していたオゼルの部隊が帝国の諜報機関の一つである帝国保安局との共同任務に就いた時、オゼル艦長と、共にこの任務に就いていた帝国保安局の高官ヴァク・ソリモル大佐らにとって彼らのキャリアを揺るがしかねない大事件が起こる。オゼル配下のストーム・トルーパーが帝国保安局の少佐を射殺して逃亡したのだ。しかもその直後に皇帝直属のエージェント「皇帝の手」の一人であるマラ・ジェイドが、ブラッドスカーという海賊を追跡する過程で偶然<リプライザル>を訪れたのである。事態が上層部に露呈することを恐れたオゼルとソリモルは、少佐の死体を発見した技師とこの死体を検死した医師とを密かに殺害し、死亡者や脱走兵については極秘任務の記録をでっち上げることで隠蔽した。そして脱走者の発覚に繋がりかねない記録をマラが偶然目にした事から、ブラッドスカーのアジトに潜入したマラを施設ごと爆撃して、その口封じを図ったのである。辛くもこの爆撃から生き残ったマラは、オゼルらが兵士の脱走を隠蔽すべく、彼女自身を殺害しようとしたことを知るが、この爆撃も対海賊掃討作戦として処理されていた為に告発することは出来なかった。しかし彼女は、ダース・ベイダーに対してオゼルを監視下に置く必要があると訴えたのであった。 帝国はヤヴィンの戦いでのデス・スターの破壊によって多くの有能な指揮官を失った為、その後大佐のオゼルが提督の地位を得るのもそれほど困難な事ではなかった(しかし実際には、ベイダーがマラの忠告通りにオゼルを手元に置いて監視出来るようにする為の人選であった)。帝国軍はその頃ルーク・スカイウォーカーと反乱同盟軍の所在地の捜索に明け暮れており、オゼルもその任務を負っていた。だが彼のやり方に反対する者も多く、加えて彼の執る作戦にはお粗末なものが多かった。 そのオゼルの無能さには、ダース・ベイダーも大いに痺れを切らしていた。惑星ホスに送られた探査機からの報告によって反乱同盟軍と思しき情報を得たものの、当のオゼルはこれには懐疑的でベイダーと意見が対立していた。その後ホスへの攻撃命令が下された際にオゼルは奇襲を目論むも、怠慢にもハイパースペース航法のまま艦隊を惑星に接近させた為、ハイパースペースの乱れから敵艦隊の接近に気付いた反乱同盟軍はシールドを展開した。これによって帝国艦隊は軌道上からの艦砲射撃による反乱同盟軍一掃が不可能になってしまう。マキシミリアン・ヴィアーズ将軍からこの報告を受けたベイダーは遂にオゼルを見限り、モニター越しにフォース・グリップを用いて彼を絞殺してしまう。オゼルは傍らのファーマス・ピエット艦長が自分の後任として提督に任命されるのをただ苦しみながら見届けるしかなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケンダル・オゼル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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