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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『ケープ・フィアー』(''Cape Fear'')は、1991年のアメリカ映画。1962年に公開された『恐怖の岬』のリメイクである。 憎悪と復讐心を蓄えた服役中の男とその復讐相手にされてしまった担当弁護士及びその家族を描くサイコスリラー映画。 両作品とも英語圏での公開作品名(原題)は ''"Cape Fear"'' である。邦題は『ケープ・フィアー』が1991年のものを指している。以下では、この区別に従って1991年の作品について主に記述する。 == 概要 == 1962年の『恐怖の岬』(J・リー・トンプソン監督)をマーティン・スコセッシ監督がリメイクしたものである。ロバート・デ・ニーロが異常で執念深い犯罪者を演じ、マックスの素性を知らない時点での出会いから本性を現す時点までを接することとなる弁護士の娘をジュリエット・ルイスが演じ、それぞれがアカデミー賞候補になったが受賞は逃した。 オリジナル版で主人公の弁護士役だったグレゴリー・ペックが犯人の弁護士を演じ、犯人役のロバート・ミッチャムが主人公の友人の警部、主人公の友人の警察署長役のマーティン・バルサムが犯人に有利な採決を下す裁判官役というひねりの効いた役でカメオ出演している。また、ロバート・デ・ニーロの身体に彫られた派手ないれずみは『狩人の夜』でロバート・ミッチャムが演じたいかさま牧師のいれずみに基づいている。 音楽はオリジナルのバーナード・ハーマンによるスコアをエルマー・バーンスタインが編曲・指揮したものが用いられている。また同じくバーナード・ハーマンがアルフレッド・ヒッチコック監督『引き裂かれたカーテン』のために作曲しながら未使用になっていた曲もクライマックスで使われている。撮影に英国の60年代ホラー映画で名高いフレディ・フランシス、美術にヒッチコック監督『めまい』のヘンリー・バムステッド、タイトル・シークエンスにはやはりヒッチコック作品で知られるソウル・バスが起用されるなど、古典的なスリラーの伝統を踏まえながらも、それらを再構築する演出意図が随所に見られる。 製作総指揮の一人には(ノン・クレジットで)スティーヴン・スピルバーグも含まれている。製作会社はスピルバーグのアンブリン・エンターテインメントである。当初は彼が再映画化権を取得、自分で監督しようと考えていたが、最終的にはスコセッシが撮ることになった。スピルバーグはマーティン・スコセッシに『シンドラーのリスト』の方を監督して欲しいと依頼していたのだが、スコセッシがこれはスピルバーグ自身が監督すべき映画だと応え、代わりに本作の演出を引き受けたからである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケープ・フィアー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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