翻訳と辞書
Words near each other
・ ゲオルク・フロベニウス
・ ゲオルク・ブランデス
・ ゲオルク・プールバッハ
・ ゲオルク・プールバッハ (小惑星)
・ ゲオルク・ヘティヒ
・ ゲオルク・ヘルメスベルガー1世
・ ゲオルク・ヘルメスベルガー2世
・ ゲオルク・ヘルヴェーク
・ ゲオルク・ヘンデル
・ ゲオルク・ヘンリク・フォン・ウリクト
ゲオルク・ヘンリック・フォン・ウリクト
・ ゲオルク・ヘーゲル
・ ゲオルク・ベックラー
・ ゲオルク・ベンダ
・ ゲオルク・ベーム
・ ゲオルク・ホーエンベルク
・ ゲオルク・ボルヴィン・ツー・メクレンブルク
・ ゲオルク・マティアス・モン
・ ゲオルク・マルクグラーフ
・ ゲオルク・ミッシュ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ゲオルク・ヘンリック・フォン・ウリクト : ミニ英和和英辞書
ゲオルク・ヘンリック・フォン・ウリクト
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ゲオルク・ヘンリック・フォン・ウリクト ( リダイレクト:ゲオルク・ヘンリク・フォン・ウリクト ) : ウィキペディア日本語版
ゲオルク・ヘンリク・フォン・ウリクト

ゲオルク・ヘンリク・フォン・ウリクトGeorg Henrik von Wright, 、1916年6月14日 - 2003年6月16日)は、フィンランド哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの後を継いでケンブリッジ大学の教授に就任したが、ウィトゲンシュタインが没した1951年にケンブリッジを離れ、その後はヘルシンキ大学教授、コーネル大学客員教授などを歴任した〔『論理分析哲学』訳者あとがき、邦訳332頁。〕。英語フィンランド語ドイツ語スウェーデン語での著作がある。フィンランドでは少数派であるスウェーデン語話者であった。フォン・ウリクトはフィンランドと17世紀スコットランドの両方の血筋を引いている。
フォン・ウリクトの著作は大きく分けて2つのカテゴリーに分けられる。1つ目は、英米哲学の流れを汲んだ分析哲学哲学的論理学における仕事である。1951年に発表した『An Essay in Modal Logic and Deontic Logic』と『Deontic Logic』は、戦後の形式的様相論理と義務論理学の勃興を決定づける作品となった。ウィトゲンシュタイン研究の権威でもあり、後期著作の編集も行っている。フィンランド哲学界を牽引する人物として、次のような分野を専門としていた。哲学的論理学、哲学的分析行為論言語哲学心の哲学チャールズ・サンダース・パース研究。
フォン・ウリクトは一方で、モラリスト悲観主義者としての作家活動も行った。晩年最後の20年間において、オスヴァルト・シュペングラーユルゲン・ハーバーマスフランクフルト学派による近代合理性への反省の影響を受け、数多くの著作を発表した。この時期の文章として最もよく知られているものは『The Myth of Progress』で、表面上の物質的・技術的な進歩が本当に「進歩」であると言えるのかを考察している。
晩年、ベルゲン大学などから名誉学位を授与されている。
== 著作 ==

*''The Logical Problem of Induction'', PhD thesis, 31 May 1941
*''Den logiska empirismen'' (Logical Empirism), in Swedish, 1945
*''Über Wahrscheinlichkeit'' (On Chance), in German, 1945
*''An Essay in Modal Logic'', 1951
*''A Treatise on Induction and Probability'', 1951
*''Deontic Logic'', 1951
*''Tanke och förkunnelse'' (Thought and Preaching), in Swedish, 1955
*''Logical Studies'', 1957
*''Logik, filosofi och språk'' (Logic, philosophy and language), in Swedish, 1957
*: 服部裕幸監修、牛尾光一訳『論理分析哲学』講談社、2000年
*''The Varieties of Goodness'', 1963. (1958-60 Gifford Lectures in the University of St. Andrews, online ) 彼はこの本が個人的に最高傑作であると考えていた。
*''Norm and Action'', 1963 (1958-60 Gifford Lectures, St. Andrews, online )
*: 稲田静樹訳『規範と行動の論理学』東海大学出版会、2000年
*''The Logic of Preference'', 1963
*''Essay om naturen, människan och den vetenskaplig-tekniska revolutionen'' (Essay on Nature, Man and the Scientific-Technological Revolution), in Swedish, 1963
*''An Essay in Deontic Logic'', 1968
*''Time, Change and Contradiction'', 1969
*''Tieteen filosofian kaksi perinnettä'' (The Two Traditions of the Philosophy of Science), in Finnish, 1970
*''Explanation and Understanding'', 1971
*: 丸山高司、木岡伸夫訳『説明と理解』産業図書、1984年
*''Causality and Determinism'', 1974
*''Handlung, Norm und Intention'' (Action, Norm and Intention), in German, 1977
*''Humanismen som livshållning'' (Humanism as an approach to Life), in Swedish, 1978
*''Freedom and Determination'', 1980
*''Wittgenstein'', 1982
*''Philosophical Papers I-III'', 1983–1984
*''Of Human Freedom'', 1984. (1984 Tanner Lectures at the University of Helsinki, online )
*''Filosofisia tutkielmia'' (Philosophical Dissertations), in Finnish, 1985
*''Vetenskapen och förnuftet'' (Science and Reason), in Swedish, 1986
*''Minervan Pöllö'' (The Owl of Minerva), in Finnish, 1991
*''Myten om framsteget'' (The Myth of Progress), in Swedish, 1993
*''The Tree of Knowledge'', 1993
*''Att förstå sin samtid'' (To Understand one's own Time), in Swedish, 1994
*''Six Essays in Philosophical Logic'', 1996
*''Viimeisistä ajoista. Ajatusleikki'' (On the End Times. A Thought Experiment.), in Finnish, 1997
*''Logiikka ja humanismi'' (''Logic and Humanism''), in Finnish, 1998
*''In the Shadow of Descartes'', 1998
*''Mitt liv som jag minns det'' (My Life as I Remember it), in Swedish, 2001
フォン・ウリクトはウィトゲンシュタインの遺著を編集しており、Blackwellから出版されている(特に断り書きがない限り同社からの発行)。
* 1961. ''Notebooks 1914-1916''.
* 1967. ''Zettel'' (Translated into English as ''Culture and Value'').
* 1969. ''On Certainty''.
* 1971. ''ProtoTractatus—An Early Version of Tractatus Logico- Philosophicus''. Cornell University Press.
* 1973. ''Letters to C.K. Ogden with Comments on the English Translation of the Tractatus Logico-Philosophicus''.
* 1974. ''Letters to Russell, Keynes and Moore''.
* 1978 (1956). ''Remarks on the Foundations of Mathematics''.
* 1980. ''Remarks on the Philosophy of Psychology. Vols 1,2''.
* 1980. ''Culture and Value'' (English translation of ''Zettel'').
* 1982. ''Last Writings on the Philosophy of Psychology, Vol. 1''. ''Vol. 2'', 1992.

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ゲオルク・ヘンリク・フォン・ウリクト」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.