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ゲサリックまたはゲサレック (Gesalic、Gesalec、? - 511年没)は、西ゴート王。ヴイエの戦いでフランク族に敗退してヒスパニアに退却し、新たな王国に臣民を導いた国王の庶子である〔Juan Antonio Cebrián, ''La aventura de los godos''. La Esfera de los Libros, Madrid, 2002, ISBN 84-9734-091-4 Capítulo X. Gesaleico. 〕。 ゲサリックについてセビリャのイシドールスは、生まれが低く、能力がなく、失態に終わったと述べている〔San Isidoro, 37 “''sicut genere vilissimus, ita infelicitate et ignavia summus''.” 〕。 ==選ばれた王== ヴイエの戦いで生き残った西ゴート貴族たちは、アラリック2世の亡骸を火葬して、王の正妃テオデゴンダ(東ゴート王テオドリックの娘)が生んだ幼いアマラリックを差し置いて、王の庶子ゲサリックを新たな王に選んだ。このため、アラリック2世の嫡子にして東ゴート王の孫であるアマラリックの王位継承を求める東ゴート王国が反対した。 ヴイエの戦いで自らの価値を証明した若い戦士たちと東ゴートの摂政たちが行ったゲサリック即位の選択は、庶子に有利に働き、西ゴート軍は救援を求めた。 スペインの歴史家ラモン・メネンデス・ピダル(en)が明らかにしているように、当時の君主制は世襲ではなかったのでゲサリックが簒奪したとみなすべきでない。内紛が、セプティマニアやプロヴァンスの一部地域を除いて、ガリアにおける領土を全て失うというヴイエの戦いの結果を招いたのである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゲサリック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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