翻訳と辞書
Words near each other
・ ゲド州
・ ゲド戦記
・ ゲド戦記 (映画)
・ ゲナサウリア
・ ゲナジ・サラファノフ
・ ゲナディオス・スコラリオス
・ ゲナディオス・スホラリオス
・ ゲナディ・ゴロフキン
・ ゲナディ・パダルカ
・ ゲニウス
ゲニウス・ロキ
・ ゲニステイン
・ ゲニチェスク海峡
・ ゲヌア (小惑星)
・ ゲネ
・ ゲネイナ
・ ゲネゴー館
・ ゲネシス
・ ゲネトリクス計画
・ ゲネプロ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ゲニウス・ロキ : ミニ英和和英辞書
ゲニウス・ロキ
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ゲニウス・ロキ : ウィキペディア日本語版
ゲニウス・ロキ

ゲニウス・ロキ(genius loci)はローマ神話における土地の守護精霊である。の姿で描かれることが多い。欧米での現代的用法では、「土地の雰囲気」や「土地柄」を意味し、守護精霊を指すことは少ない。
例えば、ウィルトシャーのにある聖ジャイルズ教会堂St. Giles, Tockenham, Wiltshire 〕はブリタンニア時代の材料で建設されたノルマン様式の教会で、壁面にゲニウス・ロキ像が彫られている〔History of the church TOCKENHAM VILLAGE WEBSITE〕。
アレキサンダー・ポープは庭園やランドスケープの設計においてゲニウス・ロキ(この場合は土地柄の意)が重要であることを「バーリントン卿リチャード・ボイルへの書簡IV」で次のように記している。
:''Consult the genius of the place in all;/That tells the waters or to rise, or fall;/Or helps th' ambitious hill the heav'ns to scale,/Or scoops in circling theatres the vale;/Calls in the country, catches opening glades,/Joins willing woods, and varies shades from shades,/Now breaks, or now directs, th' intending lines;/Paints as you plant, and, as you work, designs.''
ポープの韻文はランドスケープ・アーキテクチャーの最も一般的な原則の1つの基礎を確かなものとした。それはすなわち、ランドスケープ設計は常にその土地柄や雰囲気に対応してなされるべきであるという考え方である。
== 芸術と建築 ==
新合理主義の基本原則は、アプリオリ元型、「ゲニウス・ロキ」の3つである。イタリアの建築家アルド・ロッシを先駆者とする新合理主義は、ジュゼッペ・テラーニの業績の再評価を考慮して発展し、ジョルジオ・グラッシがそれを推進した。土地柄や国柄の自然な表現を重視し過度な装飾を廃した新合理主義様式は、建築だけでなく芸術全般に支持を広げてきた。
近代建築理論において「ゲニウス・ロキ」は場所作りの深い意味を持ち、哲学の一分野である「現象学」にも関係している。この分野の建築論については、理論家クリスチャン・ノルベルグ=シュルツの著書 ''Genius Loci: Towards a Phenomenology of Architecture''(邦訳『ゲニウス・ロキ』)に詳しい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ゲニウス・ロキ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.