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ゲンゴロウ ( リダイレクト:ゲンゴロウ類 ) : ウィキペディア日本語版 | ゲンゴロウ類[げんごろうるい]
ゲンゴロウ類(ゲンゴロウるい)は昆虫綱コウチュウ目オサムシ上科に属する水生の数科にまたがる水生昆虫の総称。 ゲンゴロウ(源五郎)はゲンゴロウ類〔ゲンゴロウ上科として一括する考え方もある。〕の総称だが、その中でもゲンゴロウ科 (Dytiscidae) のみを指したり、ゲンゴロウ科に属するナミゲンゴロウ (''Cybister japonicus'') の標準和名として用いられる。同じオサムシ上科の水生グループでも、幼虫が鰓呼吸をするコガシラミズムシ科やミズスマシ科はゲンゴロウ類には通常含めない。食用に用いられる地域もある。 ==生態== 水田や池などの止水域、小川や渓流、さらには海岸の潮間帯上部に位置するタイドプールや地下水などにも生息する。日本では水田が身近であり、そこに住む種は昔から親しまれてきたが、近年水田の農地改良による餌生物の減少や、護岸により幼虫が蛹になれないこと、農薬、水質汚染、ため池におけるブラックバスの無差別放流などで数を減らしている種が目立つ。かつては一部の地方では食用にされるほど多産した、代表種であるナミゲンゴロウ(ゲンゴロウ、オオゲンゴロウ)もに指定されている。生息地の消滅、個体数の減少の度合いはナミゲンゴロウが東京都で絶滅するなど〔産経新聞 2010年6月30日 2010年7月1日閲覧 〕、同じレッドデータブック記載種である水生昆虫タガメを凌ぐ深刻さである。今日、日本の都市部や農村部でもっとも目立つ種は、中型種のヒメゲンゴロウとコシマゲンゴロウの2種であり、ハイイロゲンゴロウとマメゲンゴロウがそれに準じる状況である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゲンゴロウ類」の詳細全文を読む
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