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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ゲンリフ・グリゴリエヴィチ・ヤゴーダ(ゲーンリフ・グリゴーリエヴィチ・ヤゴーダ、、ラテン文字転写の例:、ギェーンリフ・グリゴーリイェヴィチュ・イゴーダ、ユリウス暦1891年11月7日(グレゴリオ暦11月20日) - 1938年3月15日)は、ソビエト連邦の政治家。初代NKVD(内務人民委員部)長官。国家保安総委員(1937年1月に予備役編入)。ヨシフ・スターリンの命令無しに動くことは決してなかったため、「コウモリ」というあだ名が付いた。 なお、姓は日本語文献内ではヤゴダあるいはヤーゴダと書かれることもあるが、ヤーゴダは誤った転写である。また、名前に関してもドイツ語を意識してゲンリヒと書かれることがあるが、ロシア語に沿った表記ではゲンリフとなる。 == 生涯 == 1891年、ルイビンスクにて、ユダヤ人の時計屋一家に生まれる〔See Zvi Gitelman. ''A Century of Ambivalence: The Jews of Russia and the Soviet Union, 1881 to the Present'', 2nd expanded edition, Indiana University Press, 1988, 2001, ISBN 0-253-21418-1 , p.112〕。出生名イェノホ・ゲルショーヴィチ・イエグーダ (Енох Гершевич Иегуда)。 1907年には、15歳にしてボリシェヴィキに参加する。1911年にモスクワに上京するも1912年に逮捕され、シンビルスクに追放される。1913年、「統計問題」誌で働き、1914年にイーデ・アヴェルバフと結婚。第一次世界大戦時、第5軍団第20狙撃連隊所属で出征、前線で負傷。 1917年、ロシア革命が勃発するとボリシェヴィキ党のペトログラード軍事委員となり、「ソルダーツカヤ・プラウダ」(兵士のプラウダ)紙の発行に携わり、十月革命に参加、その後、「クレスチヤンスカヤ・ベドノター」(貧農)紙の編集長を務め、1918年~1919年、労農赤軍最高軍事監察局総務局。 1920年からウラジーミル・レーニンの創設した秘密警察チェーカーに所属し、その長官であったヴャチェスラフ・メンジンスキーの片腕として、グラーグ(ГУЛАГ;Главное управление лагерейの略称。収容所総局)の監督にあたり、次第に頭角を現す。 1934年7月、フェリックス・ジェルジンスキーとメンジンスキーの不可解な死後(公式には二人とも「心臓性疾患」とされる)、チェーカーの後継機関のGPUと統合した内務人民委員部の初代長官に就任する。スターリンの大粛清の執行者は、賭博と漁色にふける退廃的な悪徳の持ち主として名高い。 大粛清の契機となった1934年のセルゲイ・キーロフ暗殺事件では、犯人のレオニード・ニコラエフと親交があり資金面で援助していたため、彼を利用しキーロフを暗殺させた説が今日に至るまで根強い。1936年、ヤゴーダは大粛清の第一段階を指揮しスターリン反対派の摘発に当たった。 しかし、その取調べや拷問がスターリンの期待よりも「生ぬるく」、オールド・ボリシェヴィキを相手には“共犯者”の“自白”もままならなかったため、なかなか粛清を拡大させることができず、次第にスターリンに失望されていった。そして1936年9月、ヤゴーダ自身もニコライ・エジョフに取って代わられ内務人民委員を解任され、通信人民委員に左遷される。 1937年3月の中央委員会総会中にヤゴーダは後任のエジョフからソビエト全土の秘密警察の仕事ぶりを調査するよう依頼され、ヤゴーダ派のNKVD隊員は列車で目的地に輸送される予定であった。しかし、彼らは目的地の前の駅で列車に乗り込んできたエジョフ派のNKVDに悉く逮捕された。ヤゴーダもNKVD隊員の宿舎において逮捕され、過酷な取調べが行われた。ヤゴーダは1907年の入党時から「ドイツのスパイ」として活動を行っていたと自白した。 1938年3月13日、ニコライ・ブハーリン、アレクセイ・ルイコフらとともに第三次モスクワ裁判にかけられ、反逆や共謀など21件について有罪となり、15日に処刑された。ヤゴーダの家族も全員が逮捕され、処刑された。ヤゴーダ派のNKVD隊員も粛清の対象となり、約3000人がこの時期に死亡したと言われる。 死の直前、彼は「この世に神は存在する」と述べたと言われている。なお、ヤゴーダは名誉回復されていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゲンリフ・ヤゴーダ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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