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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
「ゴエティア」 (''Goetia'')は、17世紀から伝わる作者不明のグリモワール『レメゲトン』の第一書の表題である。 カナ表記には「ゲーティア〔e.g., .〕」、「ゴーティア〔e.g., .〕」、「ゴエティア〔e.g., ; .〕」があるが、ここではラテン語読みに準じた表記を用いる。現代英語では「ガイーシャ」のような発音になる〔Kraig, Donald Michael. ''Using Modern Magick'' (audio cassette tape). Llewellyn Publications.〕。 == 概説 == 「ゴエティア」は『レメゲトン』の第1部である。『レメゲトン』は『ソロモンの小さな鍵』とも呼ばれ、ソロモンに由来するとされる5つの魔法書をまとめた5部構成となっている(写本によっては4部まで)。フレッド・ゲティングズは、実際には『レメゲトン』のなかで「ゴエティア」のみが本来の内容であって、他はそれぞれ別々に成立したものが後に合本されたのではないかと述べている〔.〕。 「ゴエティア」の内容は、ソロモン王が使役したという72人の悪魔を呼び出して様々な願望をかなえる手順を記したもので、そのために必要な魔法円、印章のデザインと制作法、必要な呪文などを収録している。本書には、この72人の悪魔の性格や姿、特技などが詳述されており、72人の悪魔各々の印章も収録されている。そのため悪魔名鑑としても参照される。同様に悪魔名鑑として利用されるコラン・ド・プランシーの著書『地獄の辞典』には、ヨハン・ヴァイヤーの「悪魔の偽王国」の記述を参考にして〔.〕「ゴエティア」と共通する悪魔が多数収録されている。『地獄の辞典』第6版に追加されたM・L・ブルトンの挿絵は、創作要素も多分に含まれるものの、悪魔学の資料に基づいて描かれており、『地獄の辞典』に収録されたブルトンの挿絵は、現在の多くの人々の悪魔のイメージに影響を与えている。出版された「ゴエティア」にはこの挿絵が引用されているものもある〔例えば、Hymenaeus Beta, Mathers & Crowley (1995), ''The Goetia''.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴエティア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Goetia 」があります。 スポンサード リンク
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