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コウトウシラン(学名:)は、アジアの熱帯地域に広く分布する常緑性のラン(地生ラン)。ハワイなど各地で栽培品が野生化(栽培逸出)したものがみられ、本来の分布域はわかりにくくなっている。日本国内では八重山諸島に自生。沖縄本島でも見つかっているが、栽培逸出の可能性が高いと言われている。 和名の紅頭紫蘭は、紅頭嶼(こうとうしょ。現在の台湾紅頭(ほんとう)嶼あるいは蘭嶼島(らんしゅいとう))に産し、シランに似ていることから。 == 特徴 == 明るい草地に生え、道路沿いの法面など人工的な環境にも種子が飛びこんで生育している場合がある。八重山では道ばたなどにも見かけることがある。 草姿はシランと良く似ているが別属で、交配はできないようである。葉は4枚前後で縦ヒダが目立ち、シランより細長い。シランの偽球茎は地下にあるが、本種では地上に偽球茎がある。花茎は上に伸びあがり、先端に花が比較的まとまって咲く。草丈は50cm前後、熱帯域では1m近くに達することもある。花径は3cm前後。花色は通常は淡紅色、花色もシランによく似ている。しかし、属が違い、花の形は大きく異なる。細長い花弁が比較的揃っているシランに比べ、コウトウシランの花弁は幅広く、花形も大きく開く。また、唇弁も短く、その基部に一対の黄色い突起がある。 園芸選別個体では白色花や濃色花もある。 熱帯域では一年を通じて咲く。1つの花は1日から数日以内でしぼむが、次々と長期にわたって開花する。開花後に自然結実がみられ、咲いている花茎の下のほうで、果実が鈴なりになっていることも珍しくない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コウトウシラン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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