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コウヤコケシノブ ''Hymenophyllum barbatum'' (v. d. B.) はコケシノブ科に属するシダ植物の1つ。薄くて比較的幅広い葉の縁に鋸歯がある。 == 特徴 == 着生植物で常緑性の小型のシダ〔以下、主として岩槻編(1992),p.83〕。根茎は細くて長く、針金状。淡褐色の毛が少し生える。葉身は全体としては長楕円形で暗緑色を呈し、長さは4-8cm、幅は1-3cm。ただしこれは日本のものである。琉球列島での記載では葉柄の長さ2-5cm、葉身は長さ6-12cmとなっている〔初島(1975),p.133〕。 葉柄は細い糸状で葉身より短い〔牧野(1961),p.12〕。葉身は2-3回羽状複葉で、羽片や小羽軸には幅広い翼があり、それらはあちこちで繋がっており、また互いに重なることもある。葉の縁には不規則な鋸歯がある。葉裏では軸上に多細胞で淡褐色の毛があり、これは落ちない。なお葉身の先端が長く伸び出す例がしばしば見られる〔牧野(1961),p.12〕。 胞子嚢群は葉の先端近くに多くあり、裂片の先端に一つずつ生じる。胞子嚢群は腹背側に位置する2枚の包膜に挟まれる。包膜は基部まで裂けており、先端の縁には鋸歯がある。 和名は和歌山県の高野山にちなみ、ここが最初の発見地であるが、特にこの地を記する必要がないほどの普通種である〔牧野(1961),p.12〕。 File:Hymenophyllum barbatum kouyakksnb02.jpg|根茎と葉 File:Hymenophyllum barbatum kouyakksnb12.jpg|葉の表面 File:Hymenophyllum barbatum kouyakksnb13.jpg|葉の裏面 File:Hymenophyllum barbatum kouyakksnb14.jpg|胞子嚢群と脈上の毛 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コウヤコケシノブ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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