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シャープゲンゴロウモドキ(''Dytiscus sharpi''、シャープ源五郎擬)は、コウチュウ目ゲンゴロウ科ゲンゴロウモドキ属の水生昆虫の一種。 == 特徴 == 体長28 - 33mm、体重は約1.7g。体型は雌雄で異なり、雄は長卵型、雌は卵型である。背面はわずかに緑色を帯びた黒褐色だが、頭楯、上唇、触角、口枝、前胸背板及び上翅の両側側縁部は黄色 - 淡い黄褐色である〔森正人、北山昭「図説 日本のゲンゴロウ」(2002年、文一総合出版)p.159 - 160〕。 前頭中央後方には暗赤色の三角形の紋がある。前頭両側の黄色部の内側には点刻を有する浅い凹みがあり、上唇前縁は弓状に湾入する。前胸背板は前縁付近に粗い点刻列を不規則に備え、雄では光沢があるが、雌では点刻列を密に装い光沢を欠く。雄の上翅にはより強い点刻があり各2条の点刻列があり、後方にも粗い点刻を散布するが、雌の上翅にはより強い点刻が散布され前半に各10個の縦溝を持つ。この縦溝は一般的に関西型では上翅中央にまで及ぶ深いものとなり、関東型では雄の上翅の点刻列程度か消失しているが、個体差がある〔。 覆面は暗赤褐色で光沢が強く、前胸両側は黄褐色、前胸腹板突起、後胸腹板内方、後季節内方はより暗い色となる。腹部第4・5節には両側に赤褐色の長い紋があるがあまり目立たない〔。 脚は黄褐色ないし赤褐色で、中・後脚の脛節及び附節には雌雄ともに長い遊泳毛を持つ。雄の前・中附節は基方3節が広がり、吸盤を持つ〔。 幼虫は体長43.4 - 55.4mmでゲンゴロウモドキ属の他2種よりやや小型〔上手雄貴「日本産ゲンゴロウ亜科幼虫概説」(2008年、ホシザキグリーン財団研究報告(11))p.127 - 141〕。背面は灰褐色もしくは黄褐色から暗褐色であるが、ゲンゴロウモドキに比べてより淡色である〔。側面および腹面は白色もしくは灰白色、ただし頭部、前胸、腹部第7節および第8節の硬化した部分は黄褐色から暗褐色を帯びる〔。脚は黄褐色、頭部は亜方形で大腮の湾曲は他2種より弱い〔。下唇側面には多くの短毛をそなえる〔。前胸腹板は腎臓形で、幅は長さの2.32倍、前方の縁は明瞭に切れ込む〔。附節前方腹面縁に3 - 7本の二次毛をそなえる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シャープゲンゴロウモドキ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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