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コショウイグチ
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コショウイグチ
コショウイグチ(胡椒猪口、学名''Chalciporus piperatus'')は、担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱のイグチ目イグチ科コショウイグチ属に属する菌類の一種である。
==形態== イグチ科に属するきのことしては比較的小さな部類に属し、かさは3-6cm程度、半球形からほぼ平らに開き、僅かに粘性を有するが乾きやすく、帯橙黄褐色であるが老成すれば暗黄褐色となり、表皮は剥げにくい。肉は淡クリーム色(柄の基部においては鮮黄色)で傷つけても変色せず、においはほとんどないが強い辛みを有する。かさの裏面はスポンジ状の管孔となり、始め淡い橙褐色、成熟時には暗黄褐色ないしコーヒー色となり、孔口は微細で多角形である。柄はほぼ上下同大あるいはときに基部がやや細まり、かさより淡色で粘性はなく、つばを欠き、基部は鈍黄色で綿毛状の菌糸塊をことが多く、中実で堅い。 胞子紋は赤みを帯びた褐色(ニッケイ色)を呈し、胞子は円筒状楕円形でその細胞壁は薄く、しばしば1個ないし数個の油滴を含む。側シスチジアは先端が細まった円筒形ないしこん棒形、あるいは先細りの紡錘状などを呈し、薄壁で無色ないし淡黄色、しばしばその表面に暗褐色あるいは黄褐色の粒状物を。かさの表皮はほとんどゼラチン化することなく、密に絡み合った菌糸で構成され、個々の菌糸の表面は(特に表皮層の外側において)顆粒状で赤褐色を呈する沈着物をかぶっている。きのこを構成する菌糸はすべて、かすがい連結をまったく欠く。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コショウイグチ」の詳細全文を読む
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