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コタサウルス
コタサウルス(''Kotasaurus'' "コタ累層のトカゲ"の意味)はジュラ紀前期(シネムーリアン-プリンスバッキアン)に生息した竜脚類の属である〔)。唯一の既知種は''Kotasaurus yamanpalliensis''である。化石は近縁種のバラパサウルスと同じインド、アーンドラ・プラデーシュ州のコタ累層(en)で発見された。少なくとも12個体分の化石が知られている。大部分の化石が知られているが、頭部は未発見であり、2つの歯のみが知られている〔。全ての竜脚類と同じように、巨大で、四足歩行の長い首と尾を持つ草食動物であった。 == 記載 == コタサウルスは既知で最も基盤的な竜脚類の一つである。一般的なボディープランは典型的な竜脚類であるが、いくつか原竜脚類の持つ祖先的な特徴を有する〔 。原竜脚類は元来は二足歩行であったのに対し、コタサウルスは全ての竜脚類と同じくつねに四足歩行である〔。体長はおよそ9 mほどで〔、既に後の竜脚類に匹敵するサイズとなっている。大腿骨は真直ぐで、断面は楕円形で、四肢は既に筒状のものになっていた。歯はスプーン状で後の竜脚類のものに似ている。他方で、原始的な特徴として、上腕骨が相対的に短く、ややねじれていて、大腿骨に小転子を保持している。椎骨は近縁種のバラパサウルスでは既に空隙が空いて重量を抑える構造になっているのに対して、コタサウルスでは穴の無い単純な構造で重い〔。 固有派生形質(en)(新たに得た特徴)として比較的四肢の骨が細く、低く細長い前寛骨臼突起(腸骨の前端にある突起)がある〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コタサウルス」の詳細全文を読む
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