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コナギ : ウィキペディア日本語版
コナギ

コナギ(小菜葱、子菜葱、小水葱、子水葱、学名:''Monochoria vaginalis'' var. ''plantaginea'')は、ミズアオイ科に分類される一年性の水田雑草。ツバキバ、ツバキグサ、ナギ、イモグサ、ササナギ、ミズナギ、トリノシタ、ハートグサといった別名がある。なお、ナギやミズナギは同属のミズアオイ ''Monochoria korsakowii'' の別名でもある。
== 特徴 ==
一年草で、地下茎などは持たない。茎は根元で数本に枝分かれし、小柄なものは地表をわずかに這い、大柄なものはやや斜めに立ち上がる。葉は長い柄があり、葉身は細い披針形から心形まで変異に富み、成長段階によっても変化する。おおむね、よく育つと幅広くなる。全株ともやわらかく、緑色で葉身表面はつやがあってやや色が濃い。
晩夏から晩秋にかけて葉柄の基部に短い房状の穂を出し、花をつける。花はホテイアオイのそれに似るがずっと小さく、花弁はより細長い。花色も青紫となる。受粉後に果実を実らすと花穂は萎れ、下向きになる。冬に至ると植物体は種子を擁した花穂を残し、枯死する。果実は熟すと裂け、種子は水面に浮かんで散布される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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