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コハラ : ウィキペディア日本語版
コハラ

コハラ(''Kohala'')は、アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島北西に広がる地域。ノース・コハラサウス・コハラに区分される。地質学的にハワイ島でもっとも古い地域であり、先史時代ヘイアウペトログリフが数多く残されている。また、ハワイ王国の初代国王カメハメハ1世の生誕地でもあることから、地元住民からは神聖な地とされている。
== ノース・コハラ ==
ノース・コハラはコハラ山脈北部に位置する地域で、砂漠渓谷が広がる未開発の土地がほとんどを占める〔ハワイ島2005、p.128〕。モオキニ・ルアキニ・ヘイアウラパカヒ州立歴史公園などで、ハワイの先史時代の遺構を見ることができる。
* ハヴィ(''Hawi'')
:かつてはサトウキビ・プランテーションの労働者が居住していたシュガータウンのひとつであったが、コハラ・シュガー・カンパニー1975年に製糖工場の操業をやめて以降は人口が減り続け、現在は1000人弱の住民が居住している〔ハワイ島2005、p.130〕。街の近郊にウポル空港ハヴィ風力発電所がある。
* カパアウ(''Kapaau'')
:人口1160人が居住するノース・コハラ最大の町であり、ノース・コハラ市民センターの前に立つカメハメハ大王像で知られる〔ハワイ島2005、p.133〕。1883年ホノルル市街地に設置されたものと同じもので、1880年、アメリカ人彫刻家トーマス・グルードによって作られたものである。ホノルルのカメハメハ大王像は本像が輸送中にフォークランド沖で沈没したために再度オリジナルの型から複製されたものであり、カパアウの像は海底から引揚げられた後にカメハメハ1世が幼年期を過ごした地であるカパアウに設置された〔。その他、カメハメハ1世が力を誇示するためにビーチから運んだと言われるカメハメハ大王の石などがある。
* マカパラ(''Makapala'')
:ポロル渓谷の近くにあるちいさな町で、約200人が居住している。かつてハワイへやってきた日本人移民たちの古い日本人墓地や、ケオケア・ビーチパークと呼ばれる小さなビーチパークなどがある〔ハワイ島2005、p.134〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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