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コバノイシカグマ : ウィキペディア日本語版
コバノイシカグマ

コバノイシカグマ ''Dennstaedtia scabra'' はコバノイシカグマ科シダ植物。葉は細かく裂け、胞子嚢群はコップ状の包膜に包まれる。
== 特徴 ==
中型のシダ類で、常緑性草本だが、分布域の北部では冬に地上部が枯れる例もある〔以下、主として岩槻編(1992),p.100-101〕。根茎は匍匐して長く伸び、背面に葉を1cm間隔くらいで2列に出す。根は根茎の下側に生じる〔牧野(1961),p.15〕。根茎の径は4mm程で淡褐色を呈し、長さ2-4mmの節のある毛を生じる。
葉柄はやや光沢があって、赤褐色から紫褐色を帯びており、全体に長い毛がある。この毛は後に脱落するが、その根元が葉柄に残るので表面がざらざらになる。葉柄の長さは15-50cmで、表側に溝がある。
葉身は三角状長楕円形で、長さは20-60cm、幅は15-35cm、3-4回羽状複葉に裂ける。黄緑色で葉質はやや硬い草質で両面にやや粗い毛が生える。中軸は表面側に溝があって赤褐色、粗い毛がやや多く生える。側羽片は一番下のものが最も大きい。形は最下のものは三角形に近く、中程のものは広披針形から狭長楕円形で、基部は左右不対称で短い柄がある。
羽片の先端は尾状に伸び、また先端に向かって葉先方向に弓状に曲がる〔牧野(1961),p.15〕。小羽片は卵状長楕円形、大きいもので長さ6cm、幅2.5cm。裂片は長楕円形で先端は鈍く尖るか丸く、基部は左右不対称な楔形で柄はない。長さ1.5cm、幅0.8cmで縁は羽状に1/3程切れ込む。歯片はへら型で先端が丸い。
胞子嚢群はコップ型で葉の縁に付く。毛はない。

File:Dennstaedtia scabra kobanoisikgm02.jpg|葉裏の様子
File:Dennstaedtia scabra kobanoisikgm05.jpg|胞子嚢群の様子

和名は小葉のイシカグマで、イシカグマより葉が細かく裂けることによる〔牧野(1961),p.15〕。なお、イシカグマにはあまり似ていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コバノイシカグマ」の詳細全文を読む




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