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コバノイシカグマ属
コバノイシカグマ属 ''Dennstaedia'' は、コバノイシカグマ科に属する分類群の一つ。胞子嚢群はコップ形の包膜に収まる。 == 特徴 == 多くは中型から大型になるシダ植物〔以下、主として岩槻編(1992),p.100〕。根茎は横に這って伸び、硬い毛が生えている。また、腹背性があって、背面に2列に葉をつける。維管束は管状中心柱を作る〔田川(1959),p.48〕。葉柄は葉の表の側に溝があり、また毛がある。葉は羽状複葉で、毛があるか、またはない。葉脈は全て遊離する。 胞子嚢群は葉脈の端に生じ、葉の縁に付く。包膜は裏表から挟むようになってコップ上になり、内側に胞子嚢群を含む。この包膜は、内側が真の包膜で、外側はそれに相対する葉の縁が包膜とくっついて生じたものである〔田川(1959),p.48〕。このコップ状の包膜は基部と側面で葉の裏に着き、口を葉の外側に向け、裏面側に多少曲がって生じるのが普通である。胞子嚢は胞子嚢床の先端側から順に熟する順熟を示すものもあるが、多くは成熟程度の様々なものが入り交じる混熟を示す。胞子嚢の環帯はほぼ垂直にあるが不完全。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コバノイシカグマ属」の詳細全文を読む
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