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コバノイシカグマ科 Dennstaedtiaceae は、シダ植物の科の1つ。胞子嚢群が葉の縁か近くに着き、比較的原始的な群と考えられる。 == 特徴 == 中型から大型のシダ類〔以下、主として岩槻編(1992),p.100〕。根茎は横に長く伸びて管状中心柱を持つものと、直立して網状中心柱を持つものとがある。根茎には毛があるが、鱗片を持つものもある。大半の属では葉柄の基部に1-数個の腋外芽が形成され、これは伸び出すことで根茎が分枝をする〔今市(1997),p.60〕。葉と根茎の間には関節はなく、葉には毛がある。葉は単羽状から数回羽状複葉間であり、葉質は様々だが多肉質にはならない。葉脈は羽状に分枝して遊離するが、稀に遊離小脈のない網状脈を作る。胞子嚢群は葉脈の先端に生じ、葉の縁に出るか、葉の縁近くの面に出る。包膜はコップ状のものが多いが、包膜のないものもあり、また葉の縁が反転して偽包膜を作る。胞子嚢は基部が輪から次第に成熟する順熟か、成熟時期がバラバラの混熟で、側糸が混じる例もある。 File:Starr 050131-3493 Microlepia strigosa.jpg|イシカグマの根茎 毛が生えているのが見える File:Microlepia marginata humotosd05.JPG|コップ状の包膜 フモトシダ(フモトシダ属) File:Pteridium arachnoideum (Kaulf.) Maxon (6034932355).jpg|葉の縁沿いに伸びた胞子嚢群 ''Pteridium arachnoideum''(ワラビ属) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コバノイシカグマ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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