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コベソマイマイ
コベソマイマイ(小臍蝸牛)、学名 ''Satsuma myomphala'' は、有肺目ナンバンマイマイ科に分類されるカタツムリの一種。西日本に分布する森林・地上性のカタツムリで、一般に大型になるが、個体群によって大小の変異が激しく、島嶼のものでは非常に小型になる場合もある。これらの変異のうちのいくつかには亜種名が付けられているが〔東正雄『原色日本陸産貝類図鑑』1995年 保育社 ISBN 9784586300617〕〔波部忠重・小菅貞男『エコロン自然シリーズ 貝』1978年刊・1996年改訂版 ISBN 9784586321063〕、その扱いは研究者によって異なる。属名 ''Satsuma'' は日本語の「薩摩」、種名 ''myomphala'' はギリシア語の "myo" (:(目や口を)閉じる、覆い隠す)+ "Omphalos" (:へそ)で、典型的なものでは成貝の臍孔が滑層に覆われて閉じることに由来する。 ==分布== 日本の関東地方西部以西の本州・四国・九州、および隠岐諸島や五島列島などの周辺諸島〔〔〔山口鉄男・山本愛三『五島列島の動物(I) (陸産貝類)』1967年 長崎大学教養部紀要 自然科学, 7: 19-32 〕、薩南諸島の口永良部島〔鹿児島県環境生活部環境保護課企画・編集, 2003. 鹿児島県の絶滅のおそれのある野生動植物 : 鹿児島県レッドデータブック. 動物編. ISBN 4-9901588-0-6〕、韓国南部の巨文島〔権伍吉・波部忠重, 1980. "コベソマイマイ 韓国に産す" 貝類学雑誌 Venus : the Japanese journal of malacology Vol.38, No.4, p.277 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コベソマイマイ」の詳細全文を読む
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