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コマツオトメ
コマツオトメ(小松乙女)はエドヒガン系の桜の栽培品種。学名は''Cerasus spachiana ‘Komatsu-otome’''。 2007年、千葉大学の中村郁郎らの研究グループにより、コマツオトメのようなエドヒガン系のサクラが、日本では最も一般的なサクラであるソメイヨシノの最初の片親であるという可能性が指摘されたが〔『ソメイヨシノの起源、“染井村説”有力-千葉大・静岡大などが解析』、日刊工業新聞、2007年3月27日。〕、2012年に同グループによりコマツオトメはあくまでもソメイヨシノの近縁であるにすぎないことが発表された〔「母」は北関東のエドヒガンか=ソメイヨシノと葉緑体DNA一致-千葉大 、時事通信 2012年5月5日〕。その後の2014年には、首都大学東京の加藤珠理らの核SSR(シンプル・シーケンス・リピート)法を利用した従来より精度の高いDNA解析により、ソメイヨシノの起源はエドヒガン47%、オオシマザクラ37%、ヤマザクラ11%、その他5%の交雑であることが明らかにされた〔DNAからわかったサクラ品種の真実 ―そのほとんどは雑種が起源― 森林総合研究所、2014年6月16日〕〔Resource 5. Inferences, from morphological classification and STRUCTURE analysis, on the origins of Japanese flowering cherry cultivars p.7 最後の行、‘Yedoensis’/染井吉野 (Cer194) 、STRUCTURE analysis (K = 11)、 Tree Genetics & Genomes Volume 10, Issue 3(2014) , pp 477-487、30 Jan. 2014、Supplementary Material (5) 11295_2014_697_MOESM5_ESM.pdf (318KB) なお、pen は、P.(Prunus) pendula f. ascendens(エドヒガン)、jamはP. jamasakura(ヤマザクラ)、lan. speはPrunus lannesiana var. speciosa(オオシマザクラ)のそれぞれ略称である。〕〔ソメイヨシノの起源に迫る サイエンスZERO、NHK総合、2014年4月5日放送のまとめ、2015年4月6日〕(詳細はソメイヨシノ参照) == 特徴 == 花期はソメイヨシノよりやや早い。花色は微淡紅色で花弁は5枚。上野公園の小松宮彰仁親王銅像の近くに原木があることからの命名である。 コマツオトメと確認されているものは、上野公園のほかに半蔵門の国立劇場がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コマツオトメ」の詳細全文を読む
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