|
株式会社コマ・スタジアム(KOMA STUDIUM CO., LTD.)は、かつて存在した阪急阪神東宝グループ(東宝グループ)傘下の劇場運営・演劇映画等各種興行を行っていた企業〔。 == 概要 == 新宿コマ劇場及びその付帯施設であるコマ東宝・シアターアプル等の運営を行うほか、新宿コマ劇場や博多座をはじめとする全国各地の劇場での演劇の企画・制作・興行を行っていた。 1956年2月に設立された新宿コマ・スタジアムと〔、同年4月に設立された梅田コマ・スタジアムの2社が元となっており、1964年8月に合併し現商号となった〔。新宿コマ・梅田コマ両劇場及び映画館の運営や演劇興行を中心に、ホテルやスポーツクラブ、飲食店などの運営を手がけてきた。 しかし主体となる演劇興行を中心に業績が悪化、関連事業を閉鎖・縮小したほか、2005年には梅田コマ劇場に関する事業を阪急電鉄に売却、新宿コマ劇場関連の事業に特化する体制を取り、演劇興行に関してはアミューズとの業務・資本提携を締結し、新たなジャンルの演劇興行を開始した。しかし、その後も新宿コマ劇場の入場客数の減少に歯止めがかからず、また劇場の老朽化もあり、2008年末に劇場を閉鎖した。閉鎖後は他の劇場での興行を行いつつ、土地所有者である東宝と共同で跡地の再開発に着手する予定となっていた。 これに先立ち東宝によるTOBを受け入れ、2008年7月23日から8月25日にTOBが行われて成立、同年9月2日に東宝の子会社(91.67%)となり、その後株主総会を開いて、普通株式を全部取得事項付株式と交換したのち、東宝以外の株主の株式が端数(1株未満)となるようにした上で、同年12月に同社の完全子会社となった。その後、再開発事業の推進並びに竣工後のビル運営を効率的に行うため、2014年3月1日付で東宝株式会社に吸収合併され、法人としてのコマ・スタジアムは解散となった。これに伴い、株式会社コマ・スタジアム(新宿コマ劇場)、コマ・プロダクション、梅田舞台の各ホームページも全て閉鎖された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コマ・スタジアム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|