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コミカンソウ : ウィキペディア日本語版
コミカンソウ

コミカンソウ(小蜜柑草、''Phyllanthus urinaria'')はコミカンソウ科(従来の分類ではトウダイグサ科に入れる)の一年草。別名キツネノチャブクロ(狐の茶袋)。
== 特徴 ==
高さは10から40センチ、直立茎は紅色を帯び、それから分枝のない小枝を横に出す。は長さ1センチ前後の長楕円形でほとんど無柄。直立茎では下部にのみやや大きい葉が着き、上部では鱗片状に退化しているが、小枝には左右2列に分かれて密に互生し、小枝は羽状複葉のように見える。また小枝の葉は就眠運動し、夜には2列が上側へ閉じる。その点でもマメ科植物の複葉に似ている。
は単性で、萼片(6個)と雌蕊(1個、子房上位)または雄蕊(3個)からなり、緑白色で直径1ミリほど。小枝の葉腋から下向きに夏に咲き、ほとんど無柄。小枝の基部から中央部には雌花、先端部には雄花が着く。果実は直径3ミリ程のやや偏平な球形のさく果で、多数の種子を含み、赤く熟し表面には横方向の凹凸が多い。そのため、見かけは小さなミカンを想わせ、和名の由来にもなっている〔 p.328〕。その形は、羽状複葉の主軸の下側に実が並んでいる、と見える。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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