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コミックソング(''comic song'')とは、「滑稽な持ち味の音楽」の総称である。 ==概要== コミックソングとそれ以外の曲との境界線は明確ではない。 恣意的に歌詞や作編曲に「笑わせよう」という意図を織り込み作られた曲が多いが、当時はあくまでも真面目な楽曲として発表した曲が、後年の再評価によってコミックソングとして分類されてしまう場合もある。 ジャンルはクラシック音楽、民謡、演歌、歌謡曲、フォークソング、ロック、テクノ、ラテン、ラップなど多岐にわたる。テレビやラジオのお笑い番組から生まれた歌、アニメの主題歌、コマーシャルソングなど成り立ちも様々である。 コミックバンドやコミックシンガー、漫才師、落語家などコメディアンが歌うことが多いが、普段はシリアスな曲を書いているミュージシャンがコミックソングを書いたり(例:さだまさし、岡林信康、山本正之など)、ポップス歌手、フォークシンガー、アイドル、俳優がコミックソングを歌うことも少なくない。たとえばコメディアンが歌うシリアスな曲(例:ビートたけし『浅草キッド』など)、フォークやロックなどでギャグやパロディーを取り入れた曲(例:大瀧詠一など)、アイドルの歌うコミカルな曲(例:ももいろクローバーZ)などが、コミックソングに分類される場合もある。またミュージシャンに分類される歌手やバンドの中にもコミカルな楽曲を数多く発表し、楽曲の面白さが注目されて有名となるケースもある(例:サザンオールスターズ、筋肉少女帯、SEX MACHINEGUNSなど)。 海外の有名なコミックソングのミュージシャンとしては、スパイク・ジョーンズ、ザ・コースターズ、レイ・スティーブンス、チーチ&チョンなどがいる。映画『ジョーズ』のパロディであるディッキー・グッドマンの「ミスター・ジョーズ」はビルボード・Hot 100で4位を記録し〔Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF OCTOBER 11, 1975 〕、ゴールドディスクに輝いた。 内容は演奏方法や歌唱方で笑わせるもの、ものまね、ギャグ、ナンセンス、風刺、駄洒落、エロ、パロディと多岐にわたる。流行に便乗した安易なものから、音楽的に優れたもの、斬新なものまでいろいろである。 このようにコミックソングとは多岐にわたるが、共通するのは「どこかに『おかしみ』を感じる音楽」であると言える。 なお「コミックソング」とは和製英語であり、英語圏ではノヴェルティ・ソングと呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コミックソング」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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